[10通] 行政法演習

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基本情報

履修条件

行政法Ⅰ(行政過程論)を履修していること(単位取得の有無は問いません)。
この演習と並行して,前期に開講される行政法Ⅱ(行政救済論)を履修することが望ましい。

授業の目的

この演習では,行政法に関する判例を読み,ゼミ論文を作成する作業を通して,行政法についての理解を深めるとともに,社会人にとって重要な問題発見・解決能力やプレゼンテーション能力を養うことを目的とします。

授業の概要・授業計画

前期

法学を学ぶ上で判例を理解することが重要であることはいうまでもありません。また,具体的な事案の検討と報告を行うことを通して,上記の諸能力を高めることも期待できます。そこで,前期においては,最初に行政法Ⅰの復習を行った上で,行政法Ⅱの授業と並行して,行政救済法に関する重要判例を検討することとします。取り上げる具体的な判例は初回の演習で示しますが,現時点で考えているのは次のような内容です。

後期

後期は,ゼミ論文を執筆します。自分の興味・関心に応じて様々な情報源を利用して調査を行い,自分なりの解決策をまとめていく過程で,この授業の目的である諸能力の涵養を図りたいと思います。テーマの選択については,行政法演習のホームページが参考になります。

授業の進め方

担当者がテーマについて報告を行い,それを素材に参加者全員で議論します。前期はグループごとの報告,後期は個人での報告を予定しています。その他,受講者の希望に応じて,夏休みのゼミ合宿,裁判の傍聴,行政機関の見学なども考えています。

教科書及び参考図書

前期については,行政法全般に関する基本書として,
稲葉馨=人見剛=村上裕章=前田雅子・行政法(有斐閣,2007年)
塩野宏・行政法Ⅰ[第5版]・Ⅱ[第4版](有斐閣,2009年,2005年)
を,判例については,
小早川光郎=宇賀克也=交告尚史編・行政判例百選Ⅰ・Ⅱ[第5版](有斐閣,2006年)
を挙げておきます。その他の文献については,初回の授業で詳しく説明します。

試験・成績評価等

ゼミ報告と,年度末に作成するゼミ論集の論文により評価します。無断欠席した場合には,以降のゼミ出席は認めず,単位認定しません。

その他

原田大樹准教授は,前期は在外研究中のため,後期から出席します(前期もネット等を通して可能な限り参加します)。また,後期には,社会保障法に関連するテーマを中心に,笠木映里准教授にも特別参加していただくことも考えています。

大学時代の4年間は人生の中で最も能力が伸びる時期の一つです。ゼミ論文の執筆はそれなりの努力を要しますが,書き上げることによって確実にパワー・アップすることができます。大学生活で何かを達成したいと望んでいる意欲的な学生の参加を期待しています。(村上裕章教授作成)

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