paco Home>授業関連>開講科目一覧(九州大学等)>[11後] 基礎行政法
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基本情報
- 授業科目名: 基礎行政法
- 授業科目群: 法律基礎科目
- 標準学年: 法務学府1年次
- 必修・選択の区別: 必修
- 開講学期・単位数・教室・時間帯: 後期・2単位・演習室・火3
- 担当教員: 原田大樹
履修条件
基礎憲法,基礎民法Ⅰ・Ⅱ,基礎刑法Ⅰを履修していることが望ましい。
授業の目的
行政作用法総論・行政組織法に関する基本的な知識を習得することを目的とします。
授業の概要
「行政法の基礎理論」「行政組織・行政手続」「行政と情報」「行政活動の諸類型」「行政の実効性確保」の5つのグループに分け,行政作用法総論と行政組織法で絶対に押さえておくべき内容を説明します。可能な限り双方向的な授業となるようにしたいと思います。
授業計画
I. 行政法の基礎理論
- 第1回 行政法を学ぶ意義
- 第2回 法律による行政の原理
- 第3回 行政上の法の一般原則
- 第4回 行政過程における条例
- 第5回 行政法と民事法
II. 行政組織・行政手続
- 第6回 行政組織・行政手続の基礎
III. 行政と情報
- 第7回 情報公開制度
- 第8回 情報管理制度
IV. 行政活動の諸類型
- 第9回 行政基準(行政立法)
- 第10回 行政計画
- 第11回 行政行為(1) 行政行為の概念・類型・効力
- 第12回 行政行為(2) 行政行為の手続ルール・実体ルール
- 第13回 行政契約・行政指導
V. 行政の実効性確保
- 第14回 行政上の義務履行強制
- 第15回 義務違反に対する制裁
授業の進め方
授業はレジュメに従って行い,適宜板書またはパワーポイントを用います。なるべく参加者に発言を求めることにします。授業への積極的な参加を期待しています。
教科書及び参考図書等
教科書: 大橋洋一『行政法I 現代行政過程論』(有斐閣・2009年)
大橋洋一=斎藤誠=山本隆司『行政法判例集 総論・組織法[第2版]』(有斐閣・2006年)
参考図書は初回授業で説明します。
試験・成績評価等
期末試験50%,小テスト30%,発言点20%
事前学習
事前に配布する課題に取り組むとともに,教科書・判例集の該当範囲を熟読して下さい。
課題レポート等
予定していません。
オフィスアワー
設定しません(質問は授業時間の前後時間を利用するか,別途メール等でアポイントを取ってください)。
その他
授業では中型六法クラスに掲載されている法令を取り上げますので,そうした六法(判例六法プロフェッショナル・模範六法等)の購入を勧めます。