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第8回 情報公開訴訟

今回は情報公開訴訟をテーマに,インカメラ審理検証申立事件が取り上げられました。本件は,Xが外務省保有の行政文書の開示を請求したところ,外務大臣から当該文書の一部に関して不開示決定を受けたため,Y(国)を被告として不開示決定の取消を求めたものでした。また,Xが原審において本件不開示文書の検証と,それに伴う自らの立会権の放棄を申し出たことに関しては,実質的にインカメラ審理を意図したものとしてこれが認容されるかが争われました。

報告では,インカメラ審理導入と併せて必要性が主張されるヴォーン・インデックス手続や,民主党の平成17年度情報公開法改正案など様々な角度からのトピックスが挙げられ,インカメラ審理の目的や課題点が議論されました。

報告後,大脇先生からはインカメラ審理の体験談などについて,村上先生からは民主党政権時の情報公開法改正案に関する問題点などについてお話していただきました。

今回のインカメラ審理は,肯定説と否定説のどちらにも説得力があり,議論しがいのあるテーマでした。次回からも学説の違いなどを楽しんでいきたいです。(志水)

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