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第3回 行政法総論の復習②

今日は先週に引き続き,行政法総論の復習として「行政裁量」「行政の代執行」について3名が発表を行いました。

特に,「行政裁量」の「裁量統制の手法」について,裁量濫用型審査・実体的判断過程統制の2つの関連と差異についての議論を行いました。裁量濫用型審査は実体的判断過程統制の特殊形態であるという山本隆司先生説と発表者の解釈をもとに関連付けていき,審査密度の差によって分類できるとしました。

今回の発表では細かな概念を見ていきましたが,具体例を挙げて説明し,自分の疑問点を中心に議論を進めていくということが課題となりました。
(三戸)

第2回 行政法総論の復習①

今日は,3年生の初報告が行われ,行政法総論の復習として,「条例制定権の限界」「行政調査と犯則調査」について,3名が報告しました。

「条例制定権の限界」については,かつての支配的学説であった法律先占論と現在の判例の解釈は,どこが変わったのかについて議論が集中しました。
そして「行政調査と犯則調査」については,守秘義務優先説と告発義務優先説はどちらが優先するのか,そしてその関係をどう捉えるかについて,実務における取り組みや憲法の条文などから,考察しました。

今回は3年生にとっては本格的な,そして4年生にとっては久々のゼミ活動だったためか,多少の緊張が見られ,学生の発言よりも先生方の発言が活発だったように感じました。
次回もまた3年生の報告がありますが,3年生は今回先生方からご指摘があったように,なぜ自分がそれに関心を持ち,そして調べていった結果,どのような疑問を持ったのか,元気よく,熱く報告できるように準備をしてください。そして,4年生はできる限り,先生に頼らず,自分の言葉で3年生に説明ができるように心がけましょう。(UR!)

第1回 ガイダンス

新年度のゼミが始まりました。初回の今回は,顔合わせ,ゼミ役員決め,報告テーマ紹介・報告グループの決定,資料の探し方の簡単な紹介と,宮崎君・曽我さんによる模擬報告が行われました。
メンバーのほとんどは前回の顔合わせに来ていて,プラス数名と村上先生がいらっしゃいました。
来週からは,いよいよ3年生の初報告が始まります。あまり気負いせずに,がんばって準備に取り組んでください。

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