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paco Home>ernst>2011年10月

処分基準と理由提示

2011年10月17日に福岡法務局で開催された第446回九州行政判例研究会で「処分基準と理由提示」と題する報告をさせて頂きました。これは,行政手続法の不利益処分手続における理由提示と処分基準との関係が問題となった最判2011(平成23)年6月7日判タ1352号123頁を素材とする判例報告で,従来の最高裁の理由附記判例法理との関係を踏まえるとこの判決がどう読めるかを中心に報告させて頂きました。

現代美術と行政法学

「現代美術と行政法学」と題する論攷を『民事判例Ⅲ──2011年前期』(日本評論社・2011年)128-135頁に掲載させて頂きました。これは2011年3月に北海道大学で開催された研究会報告における同名のコメントに加筆修正を加えたものです。現代美術や文化と行政法との関係はこれまであまり考えたことのなかったテーマでしたが,この研究会及び原稿準備の過程における議論の中で,この分野の特性や行政法学への影響を多少なりとも検討することができました。

政策実現過程のグローバル化と国民国家の将来

2011年10月9日に名城大学法学部で開催された第76回日本公法学会第一部会で「政策実現過程のグローバル化と国民国家の将来」と題する報告をさせて頂きました。今年の公法学会は全体テーマが「国家の役割の変容と公法学」であり,第一部会は「市場のグローバル化と国家」がテーマとされていました。地球環境保護・国際金融市場規制・原子力平和利用などの具体例を素材に,政策実現過程のグローバル化の現状とこれに公法学からアプローチする方法について報告させて頂きました。

開催校である名城大学の先生方をはじめ,第一部会の司会者の野村武司先生(獨協大学)・江島晶子先生(明治大学)に大変お世話になりました。ありがとうございました。

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