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paco Home>ernst>2016年12月

第12回 ゼミ論文経過報告4

今日は今年最後のゼミでした。

原口さんは,「河川管理行政のありかた」に関する報告を行いました。自然公物の瑕疵の問題には位置付けにくい事故の場合に,どのような瑕疵論が展開できるかが扱われました。
青木さんは,「廃線と当事者の範囲」に関する報告を行いました。鉄道の廃止とバス路線や里道の廃止との違いがあるかどうかが今後の課題となりそうです。
知念さんは,「人口減少時代における公共施設等の整備」に関する報告を行いました。前回のコンセッション方式だけではなく,より広く公共施設整備法制の在り方を考えるないようでした。
吉川さんは,「『忘れられる権利』とその運用について」に関する報告を行いました。プライバシー論と司法・行政による救済の可能性との関係が議論されました。


第11回 ゼミ論文経過報告3

今日は2限続けての開講で,5限は4人の報告がありました。終了後にゼミコンパ(忘年会)が開催されました。

山内さんは,「自治会のあり方―これからの社会での理想型」に関する報告を行いました。自治会の問題点を改革するために何らかの法制度が必要か,それとも地域自治組織のようなものがあるべきなのかについて,報告者は迷っているようでした。
北村さんは,「番号法に想定される個人情報漏えい問題」に関する報告を行いました。サイバー攻撃に対する技術的な保護をどうするべきかなどの,専門的な議論が展開されました。
高橋さんは,「制裁を目的とする公表が抱える法的問題」に関する報告を行いました。事実行為に関する処分性の問題や,公表内容が間違っていた場合の訂正手法など,検討課題が残されていました。
白崎さんは,「医療事故調査制度の今後のあり方」に関する報告を行いました。行政調査一般の問題に加えて,調査に安心して協力できる体制づくりとしての無過失補償の可能性についても言及がありました。


第10回 ゼミ論文経過報告2

今日は2限続けての開講で,4限は3人の報告がありました。

竹中さんは,「インバウンド増加に伴う宿泊施設のあり方について」に関する報告を行いました。民泊の規制に関する様々な動きが紹介され,法執行面の問題も含めた検討が必要であることが指摘されました。
上垣さんは,「たばこ規制について」に関する報告を行いました。ある程度の分煙・禁煙が明確な法規制なしに実現している現状をどう考えるか,立法によって規制することにはどのような意味があるのかが議論されました。
小林さんは,「地方分権改革」に関する報告を行いました。これまでの分権改革の動きがまとめて紹介されましたが,それと論文を書きたい内容との関係が整合するのかについていろいろな意見が出されました。

街区管理の法制度設計

12月16日に総務省で開催された2016年度第3回21世紀地方自治制度研究会において,「街区管理の法制度設計──ドイツBID法制を手がかりに」と題する報告をさせて頂きました。

近時,日本では街区や狭域のエリアを単位とするまちづくりの活動が盛んになっており,その法的スキームを検討する必要性も高まっています。報告では,11月下旬にドイツのハンブルク州とバーデン・ヴュルテンベルク州の現地調査を行った結果も踏まえ,ドイツのBID法制の現状と特色,日本に導入する際に論点となる諸問題を取り上げました。

時間的制約からあまり質疑の時間が確保できませんでしたが,多くの貴重なご意見を頂戴できました。ありがとうございました。

第9回 ゼミ論文経過報告1

今日から2巡目の報告に入りました。

權さんは,「ソーシャルゲームにおける『ガチャ』規制」に関する報告を行いました。景品表示に関する法制度や新たに導入された課徴金の在り方が議論されました。

平野さんは,「現在の外国人に対する生活保護の問題点と解釈の模索」に関する報告を行いました。強制送還と生活保護の関係という新たな視点が導入されました。

加藤さんは,「京都の性風俗と法」に関する報告を行いました。明治以降の規制の在り方やその合理性についてさまざまな意見が出されました。

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