[19前] 環境政策と法

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基本情報

概要

この授業では,環境法の中でも⾏政法に属する法令を中⼼に,環境法の⽣成および発展の経緯,この法領域に特有の法的理念・法的⼿法に留意しつつ,個別の環境実体・⼿続法の基本構造を解明する。環境⺠事法に関する問題は,「環境法」(吉村良⼀教授)の授業で取り扱われる。
環境法は⾏政法学の重要な参照領域のひとつであり,⾏政法総論における議論に豊富な素材を提供している。通常の⾏政法の授業において,それぞれの⾏政法規の全体を詳細に検討する時間は確保しづらいと思われる。この授業では,⾏政の⾏為形式やその組み合わせ,さらには法制度の構造を具体例を伴って理解することにより,⾏政法の学習への有益な⼿がかりも得られるはずである。したがって,選択科⽬として環境法を選択しない者も歓迎する。

授業形式

履修者が少なければ演習形式,多ければ講義形式とソクラティックメソッドの組み合わせによる。

授業内容

第1回 ガイダンス・環境法の全体像
第2回 環境法総論1(環境法の基本概念・基本原則)
第3回 環境法総論2(環境法の政策⼿法・環境紛争の解決)
第4回 環境基本法
第5回 環境メディア法1(⽔質汚濁防⽌法・⼤気汚染防⽌法)
第6回 環境メディア法2(⼟壌汚染対策法)
第7回 循環管理法1(循環基本法・廃棄物処理法の基礎)
第8回 循環管理法2(廃棄物処理法)
第9回 循環管理法3(リサイクル諸法)
第10回 原⼦⼒安全法
第11回 ⾃然環境保護法1(環境影響評価法)
第12回 ⾃然環境保護法2(⾃然公園法)
第13回 ⾃然環境保護法3(地球環境法)
第14回 まとめ

成績評価方法等

筆記試験の成績を基礎として,±5点以内の範囲で平常点を加味することがある。なお,4回以上授業を⽋席した場合には,単位を認めない。

リサーチペーパー:無

教材

・教科書︓北村喜宣『環境法(第4版)』(弘⽂堂・2017年)
・参考書︓原⽥⼤樹『例解 ⾏政法』(東京⼤学出版会・2013年 ),同『演習 ⾏政法』(東京⼤学出版会・2014年)

到達目標

授業で取り扱う環境⾏政法令のしくみを概観することを通じて,環境⾏政の基本的な⼿法,環境規制の基本構造を理解することを第1の⽬標とする。第2に,それぞれの各論分野で,どのような⾏政訴訟が提起されているか(あるいは想定しうるか),またその場合の典型的な論点は何か,という点についても基本的な理解を深めることを⽬指す。

その他

授業外学習(予習・復習)等︓
(演習形式の場合)報告のレジュメを作成する。報告後は修正レジュメを作成する。
(講義形式の場合)webで配布する予習課題・復習課題に取り組む。
使⽤⾔語︓⽇本語
科⽬ナンバリング ︓P-LAW2065160LJ41

    

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