paco Home>授業関連>開講科目一覧(九州大学等)>[12前] 応用行政法Ⅰ
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基本情報
- 授業科目名: 応用行政法Ⅰ
- 授業科目群: 法律基本科目
- 標準学年: 法務学府2年次
- 必修・選択の区別: 必修
- 開講学期・単位数・教室・時間帯: 前期・2単位・演習室・火2(Aクラス)/3(Bクラス)
- 担当教員: 原田大樹
履修条件
法律学についての基本的知識を有すること。
授業の目的
行政法総論とくに行政救済法を中心に,基本的な知識を確認した上で,応用力を身につける基盤となる力を付けることを目的とします。
授業の概要
「行政訴訟」「行政上の不服申立」「国家賠償」「損失補償」の4つのグループに分け,行政救済法で絶対に押さえておくべき内容を説明します。可能な限り双方向的な授業となるようにしたいと思います。
授業計画
I. 行政上の不服申立
- 第1回(4/10) 行政上の不服申立の基本構造
II. 行政訴訟
- 第2回(4/24)取消訴訟の利用条件:処分性(1)
- 第3回(5/1) 取消訴訟の利用条件:処分性(2)
- 第4回(5/8) 取消訴訟の利用条件:原告適格
- 第5回(5/15)取消訴訟の利用条件:狭義の訴えの利益ほか
- 第6回(5/22)取消訴訟の審理
- 第7回(5/29) 取消訴訟の終了
- 第8回(6/5) さまざまな行政訴訟(1)
- 第9回(6/12) さまざまな行政訴訟(2)
- 第10回(6/19) 仮の権利救済
- 第11回(6/26) 中間試験(A・Bクラスとも3限)
III. 国家賠償
- 第12回(7/3) 国家賠償法1条の責任(1)
- 第13回(7/10) 国家賠償法1条の責任(2)
- 第14回(7/17) 国家賠償法2条の責任
IV. 損失補償
- 第15回(7/24) 損失補償の基本構造
授業の進め方
授業はレジュメに従って行い,適宜板書を用います。なるべく参加者に発言を求めることにします。授業への積極的な参加を期待しています。
教科書及び参考図書等
教科書: 大橋洋一『行政法II 現代行政救済論』(有斐閣・2012年)
小早川光郎他編『行政判例百選II [第5版]』(有斐閣・2006年)
参考図書は初回授業で説明します。
※教科書が生協書籍部に入荷しました(3/19)。
試験・成績評価等
期末試験50%,中間試験30%,平常点(発言点及び小テスト)20%
成績評価の詳細は第1回授業で説明します。
事前学習
事前に配布する課題に取り組むとともに,教科書・判例集の該当範囲を熟読して下さい。
課題レポート等
予定していません。
オフィスアワー
設定しません(質問は授業時間の前後時間を利用するか,別途メール等でアポイントを取ってください)。
その他
授業では中型六法クラスに掲載されている法令を取り上げますので,そうした六法(判例六法プロフェッショナル・模範六法等)の購入を勧めます。