[23前] 演習(行政法)

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基本情報

演習の目的

社会保障行政は,行政法の代表的な参照領域のひとつであり,行政法学と密接に関わる論点が多いことから,社会保障(行政)法を学べば,行政法総論・行政救済法に関する理解を深めることができる。また,少子高齢化・人口減少が進む中で,社会保障行政をめぐる問題は山積しており,法政策を検討する素材も多い。そこで本演習では,社会保障行政に関する最近の判例・裁判例や立法の動向,政策論の展開を取り上げ,その理論的な課題や解決の方向性を検討することで,行政法総論・行政救済法の理解の深化を図ることを目的とする。同時に,参加者の「考える力」「書く力」「発表する力」「議論する力」を高め,社会人として必要な調査能力・表現能力を涵養したい。

到達目標

社会保障行政の現状を正確に認識し,解決すべき課題について自分なりの見解を持つこと。

授業計画と内容

第1回(オリエンテーション)では,ゼミの到達目標について説明した後,教員が示す報告テーマ案の中から参加者の関心に応じて報告テーマを決定する。第2回では,社会保障行政を理解する上での前提となる行政法総論・社会保障法の全体像を確認する(主として担当教員による説明を行う予定である)。
第3回以降は,参加者からの判例報告・テーマ報告をもとに,全員で議論を行う。テーマ報告で取り上げる候補として,「生活保護行政とケースワーク」「年金保険の持続可能性」「医療供給体制の構築」「介護保険と障害者福祉」「児童福祉とこども家庭庁」等を予定している。
このほか,実務家を招いた講演会・交流会,ゼミ生同士の親睦や,他大学の行政法ゼミとの交流の機会等も設定したい。

履修要件

特になし(行政法(総論),行政法(行政訴訟)を受講した,あるいは並行して受講することが望ましい)。

合否判定方法

出席・ゼミ報告・議論への参加状況で判定する。

授業外学習(予習・復習)等

自分自身の報告の準備に加え,他のゼミ生の報告に関しても,報告1週間前にメーリングリストを通じて配布される事前レジュメに目を通し,質問等を準備しておくこと。

履修指導

12月8日(木)12時10分~30分,1演

募集定員・人数超過の場合の選考方法

3回生:20名程度

4回生:5名程度

定員を超えた場合,成績による選考を行う。

その他

教科書:原田大樹『例解 行政法』(東京大学出版会・2013年),菊池馨実『社会保障法[第3版]』(有斐閣・2022年)
その他の参考図書は第1回目に指示する。

ゼミ参加メンバー

    

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