大脇ゼミ第29期(21年度)

paco Home>授業関連>演習科目一覧(九州大学)>大脇ゼミ第29期(21年度)

シラバス

基本情報

履修条件

行政法Ⅰ(行政過程論)を2年次に履修していることが必要です(ただし単位取得の有無は問いません)。また,新3年生はこの演習と並行して,2021年度前期に開講される行政法Ⅱ(行政救済論)を受講することが必須です。

授業の目的

「考える力」「書く力」「議論する力」を高めることがこの演習の目的です。

法律学を学ぶ上では,基礎的な概念や考え方を理解し,時には覚えることも重要なステップではあります。しかし,変化の激しい現代社会においては,大学で学んだ知識はすぐに古くなってしまいます。社会に出た後にみなさんが遭遇するさまざまな問題を解決するためには,いろいろな情報源から情報を収集し,分析し,自分の見解をまとめ,それを表現し,相手に対して説得的に説明し,議論する力を在学中に身につけておくことが重要と考えます。この演習では,行政法に関係する問題を素材に,こうした能力を伸ばすことを最大の目的としています。

授業の概要・授業計画

前期

前期は,行政法に関する判例のうちから特に重要なものを取り上げて,全員で議論します。この作業を通してゼミ生の一人一人の「考える力」「議論する力」を高めることを目標としています。授業の計画は以下のとおりです。取り上げる判例は現時点での予定で,変更する可能性もあります。

後期

後期はゼミ論文を各自が単独で執筆します(ゼミ論文の提出は,単位認定のための不可欠の要件です)。自分の興味・関心に応じて行政法に関係のあるテーマを選択し,様々な情報源を利用して調査を行い,自分なりの解決策をまとめていく過程で,「考える力」「書く力」「議論する力」の向上を図ります。

授業の進め方

毎回,報告者がレジュメを作成の上,各テーマについて報告を行い,それを素材に質疑応答を通じて参加者全員で議論します。前期はグループ単位での報告,後期は個人での報告を予定しています。

教科書及び参考図書

参考図書として,以下のものを挙げておきます。
・大橋洋一『行政法Ⅰ-現代行政過程論(第4版)』(有斐閣・2019年)
・大橋洋一『行政法Ⅱ-行政救済法(第3版)』(有斐閣・2018年)

試験・成績評価等

演習における報告内容およびその寄与度・議論への参加度と,ゼミ論文の内容により評価します。出席・報告・ゼミ論文の提出は単位認定のための,前提条件です。

その他

質問等は,メール・面談などの方法により適宜受け付けます。

事前・事後学修

教科書の該当箇所の読み込みと授業後の復習。各回4時間相当

研究関連

授業関連

HDG

Links

Weblog

follow us in feedly follow us in feedly