ernst

paco Home>ernst>2009年9月

多元的システムにおける行政法学

9月27日に学習院大学で開催された,北海道大学グローバルCOEプログラム「多元分散型統御を目指す新世代法政策学」・科研基盤研究A「ネットワーク社会における都市空間のガバナンス」主宰の「多元的システムにおける行政法学」と題するドイツ法シンポジウムで,「多元的システムにおける行政法学──日本法の観点から」と題する報告をさせていただきました。

公共部門の多層化(国際機構・国家・自治組織)の問題に加えて,特に国際レベルにおける私的アクターの活動の問題も扱われる「多元的システム」の発想が,行政法学のあり方にどのような影響を与えるのか,というかなり大きなテーマが扱われ,ドイツ・アメリカ・日本の議論の現状やその方向性が議論されました。個人的には,留学中の研究テーマであるこの問題の中間的な総括として,総論的な理論枠組を素描することを目標に,報告をさせていただきました。

この会の開催に際しては,北海道大学の先生方のほか,学習院大学の大橋洋一先生,東京大学の山本隆司先生・太田匡彦先生に多大なご協力をいただきました。ありがとうございました。

相対化・グローバル化時代における国家の法律と立法者の位置づけ

9月25日に北海道大学で開催された,北海道大学グローバルCOEプログラム「多元分散型統御を目指す新世代法政策学」・科研基盤研究A「ネットワーク社会における都市空間のガバナンス」主宰の「相対化・グローバル化時代における国家の法律と立法者の位置づけ」と題するドイツ法シンポジウムで,「相対化・グローバル化時代における国家の法律と立法者の位置づけ──日本法の観点から」と題する報告をさせていただきました。

北海道大学グローバルCOEプログラム『多元分散型統御を目指す新世代法政策学』が中心となったこの企画では,現在ドイツ留学でお世話になっているコンスタンツ大学法学部のハンス・クリスティアン・レール教授を迎えて,先生の講演と対照報告を組み合わせるスタイルでのシンポジウムが行われました。同じ形式で27日に学習院大学で講演会が開催され,また30日には神戸大学,10月2日には九州大学でそれぞれ,討論を中心とする研究会が開催される予定になっています。

この会の開催にあたっては,北海道大学の田村善之先生・吉田克己先生・亘理 格先生・人見 剛先生・藤谷武史先生と,通訳として加わってくださった神戸大学の角松生史先生・島村 健先生に多大なご協力をいただきました。ありがとうございました。

研究関連

授業関連

HDG

Links

Weblog

follow us in feedly follow us in feedly

Archives

Category

Blog Post

Comments

Trackbacks