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第12回 ゼミ論文経過報告6

本日(12月28日)のゼミでは,6回目のゼミ論文構想経過報告が行われました。

芦田さんは『「スーパーシティ構想」と法的課題』をテーマとしており,スーパーシティに関する法制度の現状と,これまでの特区制度を比較しながら報告してくれました。

井上さんは『原発避難者の抱える課題とその解決策』をテーマとしており,自身の福島訪問の経験をもとに,原発避難者の支援制度などの課題を報告してくれました。

益尾さんは『人口減少社会における空き家問題』をテーマとしており,空き家条例の制定,空き家法の制定,また,それに関連して所有者不明土地問題と民事法の規定について報告してくれました。

報告後は3つのグループに分かれて議論を行いました。各グループでは,発表者に対して以前より踏み込んだ内容の質問が行われていました。議論終了後は,原田先生が報告者にアドバイスをして下さいました。

次回(1月11日)のゼミもハイブリッド形式にて,7回目のゼミ論文構想経過報告が行われます。次回の報告者は,田島君・藤田弘樹君・藤田樹君の3名です。(小林)

第11回 ゼミ論文経過報告5

本日(12月21日)のゼミでは,5回目のゼミ論文構想経過報告が行われました。

山形さんは「日本における著作物の自由利用」をテーマとしており,現状の問題点やフェア・ユースなど米国発の制度設計についての説明に加え,著作権放棄制度の要否についても報告してくれました。

今回は報告者が1名でしたので,全員で議論を行いました。ゼミ生も積極的に質問しており,非常に充実した議論だったと思います。

次回(12月28日)のゼミもハイブリッド形式にて,6回目のゼミ論文構想経過報告が行われます。次回の報告者は芦田さん,井上さん,益尾さんの3名です。(吉村)

第10回 ゼミ論文経過報告4

本日(12月14日)のゼミでは,4回目のゼミ論文構想経過報告が行われました。

清水くんは「フリーランスと独占禁止法の関係から見たプロ野球ドラフト会議の是非」をテーマにしており,プロ野球のドラフト制度と独占禁止法の関係を,アメリカのアメリカンフットボールのドラフト制度とも比較して報告してくれました。

中野さんは「日本における同性カップルにまつわる利益保護」をテーマとしており,現行民法を改正した場合の,主に子どもに関する問題について台湾やフランスと比較しながら報告してくれました。

鈴木くんは「感染症対策におけるイベント開催制限および施設利⽤制限の法的問題」をテーマとしており,新型インフルエンザ等対策特別措置法と現在のイベント開催制限の状況について報告してくれました。

報告後は3つのグループに分かれて議論を行いました。発表者の論文の内容が進んでいるため,質問の内容もより深いものになっており,有意義な時間だったと思います。議論終了後は,原田先生が報告者にアドバイスをして下さいました。

次回(12月21日)のゼミもハイブリッド形式にて,5回目のゼミ論文構想経過報告が行われます。次回の報告者は細谷さん・山形さんの2名です。(小林)

公共紛争解決の基礎理論

公共紛争解決の基礎理論』と題する論文集を,弘文堂より出版させていただきました。伝統ある『行政法研究双書』の40巻目に加えていただきました。

本書は,国家がこれまでになってきた作用が私人に委ねられたり(複線化),国際機構や自治組織に拡散したり(多層化)する現状を『多元的システム』の概念で把握した上で,行政法学の変容可能性を主として制度設計論の観点から模索した『公共制度設計の基礎理論』の続編として,行政救済法の分野でこのような見方を用いた場合に,どのような理論的変革が要請されるかを検討したものです。全体は2部構成で,合計7章からなります。構成は,行政救済法の基本書・体系書とほぼ同じですが,その中に上記の問題意識からの論攷を整理することで,理論的なインパクトを印象づけることができればと考えました。2014年から2021年までに公表された行政救済法に関連する論文をベースに,関連するものを一本化したり,初出時に十分でなかった言及を追加したり,最新の文献までの引用に改めたりしています。

本書の刊行にあたっても,塩野宏先生と,弘文堂の北川陽子さんに大変お世話になりました。また,本書刊行に際して,科学研究費JP21HP5106(研究成果公開促進費)を利用させて頂きました。ありがとうございました。


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第9回 ゼミ論文経過報告3

本日(12月7日)のゼミでは,3回目のゼミ論文構想経過報告が行われました。

吉村は「過疎地域における公営病院の現状と課題」をテーマにしており,公営病院の歴史や現在行われている政策等について報告しました。
栗原さんは「福岡県の公立高校入試における学区制度の現状と課題,今後の制度設計」をテーマにしており,福岡県の現状と課題について報告してくれました。
後川さんは「京都市が導入検討中の別荘税の法的問題」をテーマにしており,複数の論点を用いて報告してくれました。

報告後は3つのグループに分かれて議論を行いました。構想経過報告も3回目ということで,かなり活発な議論がなされていたように思います。議論終了後は,原田先生が報告者にアドバイスをして下さいました。

次回(12月14日)のゼミもハイブリッド形式にて,4回目のゼミ論文構想経過報告が行われます。次回の報告者は清水さん,中野さん,鈴木さんの3名です。(吉村)

2021年度第1回GNL科研研究会

科学研究費基盤研究A「グローバル法・国家法・ローカル法秩序の多層的構造とその調整法理の分析」(GNL)の2021年度第1回研究会(ローカル基礎理論チーム主催)を,2021年12月3日(金)にオンライン(ZOOM)で開催しました。

○「規制手法の多様化と法理論の課題」(松尾陽・名古屋大学大学院法学研究科教授)

規制手法の多様化をめぐるこれまでのさまざまな分野における議論を法理論的に性格付け,その議論の特色と問題点を明快に整理する内容の報告でした。討論の中では,規制手法を選択する主体の問題や,規制の内容の個別化と契約・契約法との関係,ゲートキーパーの具体的なイメージ等が論点として取り上げられました。

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