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2023年度第3回GNL科研研究会

科学研究費基盤研究A「グローバル法・国家法・ローカル法秩序の多層的構造とその調整法理の分析」(GNL)の2023年度第3回研究会(ローカル実証チーム主催)を,2024年1月27日(土)にオンラインで開催し,分担研究者等14名が参加しました。

○「環境法における正統化の問題」(谷遼大・獨協大学法学部地域総合研究所特任助手)

ドイツにおける民主政的正統化論の議論をベースに,参加による正統化と行政裁判権の正統化という2つの柱から,環境団体訴訟の許容性に関する法的議論を展開する内容でした。その後の質疑応答では,「参加」と「利益」の関係,ヨーロッパ化のドイツ国内公法学への影響,ドイツの正統化の議論の日本法への応用可能性,環境団体訴訟の制度設計論・規範的な根拠付けの可能性,デジタル化・グローバル化と「参加」の概念等,さまざまな観点から活発な議論が行われました。

第14回 ゼミ論文報告会

本日のゼミでは,ゼミ論文の提出があり,簡単な報告会がありました。

それぞれのゼミ生が,それぞれのストーリーでゼミ論文を展開していて,おもしろかったです。ゼミで論文が完成するまでの過程を見ることができたことで,報告を聞きながら咀嚼して聞くことができ,さらに論文への興味が湧きました。論文集を編纂するのが楽しみです。

最終ゼミということで,ゼミを通した感想も述べ合いました。自分も含め多くのゼミ生が,ゼミを通して学びを得ることができたようでした。このゼミでの経験を将来に生かしていきたいと思いました。

1年間,ありがとうございました。(牧田)

第13回 ゼミ論文経過報告5

第13回(1/9)のゼミでは,ゼミ論文経過報告の5回目が行われました。今回の発表者は佐久間さん,門田さん,鎌原でした。
 
佐久間さんは「ミッキーマウスの著作権は日本においていつ切れるのか」と題し,アメリカで今年元日に著作権が切れたと言われている根拠と,日本ではどうかについて発表してくれました。
門田さんは「eスポーツの健全な発展を目的とした,法的課題の検討」と題し,eスポーツ大会拡大にあたっての景表法,風営法,刑法(賭博罪)上の問題点について発表してくれました。
鎌原は福島第一原発でのALPS処理水の海洋放出における国,事業者,周辺住民という三面関係を,行政法の観点から分析し報告しました。
 
3人に対しては,共通して論文のゴールをどうするかをもう一度考えてはどうかというコメントをいただきました。テーマについて一通り調べられているが,説明や答案のような内容になっているため,論文を書く上では既存の議論と比較した特殊性,相違点を明らかにした上で,法制度上の問題点を指摘し,解決方法を提案する構成とした方がいいとの指摘でした。
 
次回(1/16)はいよいよゼミ論文発表会です。ゼミ論文の提出と要約の発表が行われます。(鎌原)

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