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第11回 ゼミ論文経過報告4

今日は,まちづくりに関する2本の報告がありました。

  • 商店街活性化の必要性(澄川さん)
  • コンパクトシティの限界と対応(三浦君)

澄川さんの報告では,商店街活性化が本当に必要か,必要な場合とはどんな場合か,商店街活性化ができないときはどのような対応が考えられるかが議論されました。また三浦君の報告では,中心市街地を商業地にすることよりも,定住者を呼び込む政策の方が好ましいことが示され,これをめぐる議論が交わされました。

グローバル化と公法・私法関係の再編

グローバル化と公法・私法関係の再編』と題する研究書を弘文堂から出版させていただきました。本書は,東京大学の藤谷武史先生を代表者とする科学研究費・基盤研究B「グローバル化に対応した公法・私法協働の理論構築──消費者法・社会保障領域を中心に」(2012-15年度)の研究成果をまとめたものであり,この研究プロジェクトの分担研究者が編著者となっています。

本書に収録されているのは以下の論文です。

  • 浅野有紀=原田大樹=藤谷武史=横溝大「グローバル化と法学の課題」
  • 原田大樹「グローバル化時代の公法・私法関係論」
  • 興津征雄「グローバル行政法とアカウンタビリティ」
  • 浅野有紀「法理論におけるグローバル法多元主義の位置付け」
  • 横溝大「グローバル化時代の抵触法」
  • 小畑郁「グローバル化による近代的国際/国内法秩序枠組みの再編成」
  • 村西良太「財政・金融のグローバル化と議会留保」
  • 浅野有紀「国際知的財産法制に関する分配的正義および人権の観点からの考察」
  • 藤谷武史「グローバル化と「社会保障」」
  • 大西楠・テア「グローバル化時代の移民法制」
  • 横溝大「インターネットにおける非国家的秩序の様相」
  • 原田大樹「国際消費者法への展望」
  • 浅野有紀「私法理論から法多元主義へ」
  • 藤谷武史「グローバル化と公法・私法の再編」

このうち,「グローバル化時代の公法・私法関係論」「グローバル行政法とアカウンタビリティ」「グローバル化時代の抵触法」「グローバル化による近代的国際/国内法秩序枠組みの再編成」「財政・金融のグローバル化と議会留保」「グローバル化時代の移民法制」「私法理論から法多元主義へ」「グローバル化と公法・私法の再編」は,この研究プログラムの中間総括である社会科学研究65巻2号に掲載された論文を加筆修正したものです。これら以外は書き下ろしとなります。

本書は,弘文堂の北川陽子さんから刊行が提案され,約1年の期間で刊行まで漕ぎ着けることができました。緻密かつスピーディーに編集作業をしてくださった北川さんに心より御礼申し上げます。

第10回 ゼミ論文経過報告3

第10回目のゼミを開催致しました。今回のテーマは以下の通りです。
・「兵庫県を中心とした地方創生の考察」(橋本君)
・「地方税の減免による企業誘致策」(三上君)
地方創生も企業誘致も近時,頗る重要な政策として取り上げられており,お二人のお話しも大変に興味深いものでありました。
問題が最近になって取り沙汰されてきたということや,また本当に当該制度が必要なのかなど,難しい点がありましたが,原田先生がご指摘なさったように過去との比較などで乗り切って頂きたいと思います(藤田)。

第9回 ゼミ論文経過報告2

第9回のゼミの内容は,前回と同様に論文の構想のより精確な敷衍及び当該構想に対する質疑応答です。
具体的には,以下の通りです。
・「雇用保障 ~非正規雇用労働者をめぐる政策と課題~」(池田さん)
・「原子力損害賠償責任はどう考えるべきか」(西井さん)
議題がアクチュアルで,かつ,解決の難しい問題であるにも拘らず,濃やかに論を提示して下さり大変興味深いゼミとなりました。
然し,一貫した論の展開については原田先生のご指摘に鑑みると,矢張り難しいものがあると思われます。唯に生のデータや学説の羅列ではない,問題提起とそれに対する解決法の提示は一朝一夕では作り上げることは不可能であるということを改めて実感させられた一日でした(藤田)。

第8回 ゼミ論文経過報告1

第8回目のゼミを開催致しました。
今回からは前回までの議論の内容及び原田先生からの指摘を参酌し,より焦点を絞った又より詳細な分析を各論文に就て行ないました。
内容としましては,
・「整備新幹線の現状と課題」(玉木君)
・「行政はどのように情報を取り扱うべきか? ―情報公開制度に照らして―」(加藤君)
について討論を行ないました。
お二方倶に以前よりも詳細に論文の構想を練っておられ非常に感銘を受けました。
他面,論文の形式を整える必要があること,また,論文というからには一貫した主張を形作らなければならないことなどを原田先生が指摘して下さり,改善の余地があることもまた判りました。
以降のゼミでもこの点を確り心に留め置いてより充実した討議に努めていきたいと思います(藤田)。

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