第400回行政判例研究会
福岡法務局でほぼ毎月開催されている九州行政判例研究会が,9月の会で通算400回となりました。記念講演会では西南学院大学名誉教授の川上宏二郎先生より,研究会の経緯やこれまでのあゆみが紹介されました。
この研究会が発足したのは1962(昭和37)年のことで,第1回は1月に開催されました。当時は土曜日の午後に開催していたようです。この研究会の発足の契機となったのは,川上先生のお話によれば,発起人である近藤昭三九州大学名誉教授の人脈が裁判所や法務局などにも広がっていたことと,当時「訴願法」と「行政事件訴訟特例法」の改正問題がホットな話題となっていたことの2点だったそうです。この研究会は開始段階からすでに大学だけではなく,裁判所・弁護士・法務局・自治体といったさまざまな参加者を構成員とした研究会であったようです。
この研究会に参加し始めてからはまだ5年しかたっていませんが,全国的に見ても珍しいこうした構成をもつこの研究会が今後とも続いていくとよいと願っています。
2006.09.19 | Comments(0) | Trackback(0)