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2020年度第4回GNL科研研究会

科学研究費基盤研究A「グローバル法・国家法・ローカル法秩序の多層的構造とその調整法理の分析」(GNL)の2020年度第4回研究会(研究代表者主催・ローカル実証チーム主催)を,2021年2月15日(月)にオンライン(ZOOM)で開催しました。分担研究者等約20名が参加しました。

○「グローバル保健ガバナンスの構造と課題」(詫摩佳代・東京都立大学法学部教授)

WHOをはじめとするグローバルな保健・公衆衛生維持活動の沿革・特色・問題点について包括的な報告を頂きました。議論では,新型コロナウイルス感染症をめぐる近時の時事的な問題から,グローバルガバナンスにおける保健分野の特色まで,幅広い点が扱われました。

○「感染症と地方公共団体」(太田匡彦・東京大学大学院法学政治学研究科教授)

感染症法に見られる国・地方公共団体間や地方公共団体相互間の連携のしくみを網羅的に検討し,そこに存在する規範的な特色や精度設計上の課題が扱われました。地方自治の本旨に関わる問題から「連携」の法的意義に至るさまざまな問題が議論されました。

プラットフォームビジネス規制の制度設計

「プラットフォームビジネス規制の制度設計」と題する報告を,プラットフォームビジネス研究会(科研基盤研究A「プラットフォームビジネスとしての電子商取引をめぐる法規整の在り方」代表者:千葉恵美子・大阪大学高等司法研究科招聘教授)でさせていただきました。

プラットフォーム事業者に対する規制をめぐる法制度が急速に発展し,またさらなる規制の構想も議論されている中で,行政法学の観点から「実効性」をキーワードに,制度設計論上の論点をいくつか取り上げて報告しました。この研究会には多様な専門分野の研究者・実務家が参加しており,幅広い観点からの様々なコメント・質問が寄せられ,大変刺激的でした。

報告に際しては,千葉恵美子先生に大変お世話になりました。ありがとうございました。

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