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グロース先生講演会

本日は,ギーセン大学教授のトーマス・グロース先生を迎え,講演会が開催されました。グロース先生は学術法や合議制行政機関に関する研究で知られています。今日の講演会のテーマは,「ドイツの大学の自治の法(Das Selbstverwaltungsrecht der deutschen Hochschulen)」で,まさにその分野に関する講演でした。

ドイツにおいても日本と同様,新しい内部組織構造が大学に導入される動きが続いています。その背景にはニューパブリックマネジメントの発想がありますが,他方で学問の自由・大学の自治との緊張関係が生じています。ドイツの制度設計の中には,すでに自治の核心領域を侵してしまっているのではないかとさえ思われるものも出てきているようです。

講演の中で特に面白いと思ったのは,財団形式による大学が登場してきているという話です。財団という形式を利用することによって,州からの距離が保たれ,大学の経営の自由度を高めることができるメリットがあるそうです。雑多な内容が含まれているドイツの自治をどのように理解すべきかという観点から,今回の講演は刺激に満ちたものでした。

なお,この講演の翻訳原稿が法政研究73巻1号に掲載されていますのでご覧下さい(トーマス・グロース(大脇成昭・訳)「ドイツの大学における自治行政権」法政研究(九州大学)73巻1号(2006年)85-105頁)。

講演会に先立って開催された意見交換会では,参加者が抱えるテーマに沿ったかなりつっこんだ質問が次々と提起されました。今回はグロース先生のみならず,奥様(研究者)も参加されていたため,お二人の違った角度からのお話が伺えて興味深かったです。

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