paco Home>ernst
障害者差別禁止
追録式の自治体法務実務解説書である『行政課題別条例実務の要点』(第一法規・1998年)に「障害者差別禁止」のテーマで執筆させていただきました。千葉県で制定された条例を取り上げ,その制定過程と条例に盛り込まれた法的しくみの特色をかんたんにまとめたものです。
この項目そのものは新規項目ですが,その前の相当項目を担当されていたのは,先日急逝された北海道大学の倉田聡教授でした。倉田先生とは直接の面識を得ることはできませんでしたが,修士論文を書いているときにはとりわけ,先生の論文から多くを学ばせていただきました。先生のご冥福をお祈りするとともに,先生の諸業績から学ばせていただいたことに対する感謝の意味も込めて,執筆させていただきました。
2007.08.01 | Comments(0) | Trackback(0)
自主規制の公法学的研究
3月31日に,『自主規制の公法学的研究』と題する拙著が,有斐閣より刊行されました。これは,2004年12月に九州大学に提出した博士論文をリライトしたものです。九州大学大学院法学研究院は,今年度より,有斐閣から『九州大学法学叢書』を刊行することとなり,その第1号として拙著が出版されることとなりました。関係したみなさまに厚く御礼申し上げます。流通ルートにのせるのに時間がかかるため有斐閣の公式情報では,4月9日発売となっています。
2007.03.31 | Comments(0) | Trackback(0)
第400回行政判例研究会
福岡法務局でほぼ毎月開催されている九州行政判例研究会が,9月の会で通算400回となりました。記念講演会では西南学院大学名誉教授の川上宏二郎先生より,研究会の経緯やこれまでのあゆみが紹介されました。
この研究会が発足したのは1962(昭和37)年のことで,第1回は1月に開催されました。当時は土曜日の午後に開催していたようです。この研究会の発足の契機となったのは,川上先生のお話によれば,発起人である近藤昭三九州大学名誉教授の人脈が裁判所や法務局などにも広がっていたことと,当時「訴願法」と「行政事件訴訟特例法」の改正問題がホットな話題となっていたことの2点だったそうです。この研究会は開始段階からすでに大学だけではなく,裁判所・弁護士・法務局・自治体といったさまざまな参加者を構成員とした研究会であったようです。
この研究会に参加し始めてからはまだ5年しかたっていませんが,全国的に見ても珍しいこうした構成をもつこの研究会が今後とも続いていくとよいと願っています。
2006.09.19 | Comments(0) | Trackback(0)
グロース先生講演会
本日は,ギーセン大学教授のトーマス・グロース先生を迎え,講演会が開催されました。グロース先生は学術法や合議制行政機関に関する研究で知られています。今日の講演会のテーマは,「ドイツの大学の自治の法(Das Selbstverwaltungsrecht der deutschen Hochschulen)」で,まさにその分野に関する講演でした。
ドイツにおいても日本と同様,新しい内部組織構造が大学に導入される動きが続いています。その背景にはニューパブリックマネジメントの発想がありますが,他方で学問の自由・大学の自治との緊張関係が生じています。ドイツの制度設計の中には,すでに自治の核心領域を侵してしまっているのではないかとさえ思われるものも出てきているようです。
講演の中で特に面白いと思ったのは,財団形式による大学が登場してきているという話です。財団という形式を利用することによって,州からの距離が保たれ,大学の経営の自由度を高めることができるメリットがあるそうです。雑多な内容が含まれているドイツの自治をどのように理解すべきかという観点から,今回の講演は刺激に満ちたものでした。
なお,この講演の翻訳原稿が法政研究73巻1号に掲載されていますのでご覧下さい(トーマス・グロース(大脇成昭・訳)「ドイツの大学における自治行政権」法政研究(九州大学)73巻1号(2006年)85-105頁)。
2006.02.20 | Comments(0) | Trackback(0)


