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本案審理の動向と課題

7月30日に立命館大学大学院法務研究科で開催された第16回行政法研究フォーラムにおいて,「本案審理の動向と課題」と題する報告をさせて頂きました。

今年の行政法研究フォーラムは,2004年に改正された行政事件訴訟法の改正後の動向や課題を検証する企画で,全部で4つの報告がありました。このうち本案審理に関する問題を担当することとなりましたが,範囲が極めて広いことから,行政裁量の審査の問題を,出入国管理及び難民認定法の退去強制・難民認定の事件に絞って検討することとしました。この分野では,近時興味深い下級審裁判例が多く蓄積しており,そこから裁量統制や本案審理の一般論を展開できないか模索しました。

報告にあたっては,フォーラム事務局の野口貴公美先生に大変お世話になりました。ありがとうございました。

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