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第12回 判例評釈② パトカー追跡事件
本日のゼミでは,パトカー追跡事件(最一小判昭和61・2・27民集40巻1号124頁)に関する判例報告が行われました。
報告では,まず本件概要と国家賠償法1条の説明がされました。そして,国家賠償法1条1項の違法性要件と過失要件に関する各学説の対比から判旨の検討がなされました。第一審や控訴審,他の関係裁判例との比較により,把握しやすい構成になっていたように感じられました。
質疑応答では,刑法上の過失概念との対比における不法行為に関する内容などの込み入った質問もあり,本件の判例に対してより深い検討がなされました。
ゼミの最後には,質疑応答でも十分な理解が得られなかった内容に関して,原田先生に解説をしていただきました。
次回は,道路交通の安全確保に関するテーマ報告を行います。(嶋村)
2020.07.08 | Comments(0) | Trackback(0)
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