第2回 行政法総論の復習
四回生が三回生に教えるという形で,行政法の復習を行いました。ゼミ生より内容がわかりづらいとの声が多くあった「公定力」について取り上げました。
まず初めに,公定力について四回生から三回生に向けて各々発表し,その後,発表に関して三回生から質問がなされました。発表の内容は多様でしたが,公定力の定義や根拠,及ぶ範囲(国家賠償訴訟との関係等),機能等について多くのゼミ生が言及しました。次に,議論等の中で生じたゼミ生の疑問に答える形で原田先生より公定力に関する説明がありました。特に,判例や学説の推移についてお話頂き,公定力に関する最先端の議論にも触れることができました。
公定力という難しいテーマでしたが,それに関してお互いの疑問点を共有し,解決することで,あらゆる角度から公定力を捉えられるようになり,理解が深まりました。ゼミならではの充実した学びができ,今後の判例評釈や各自の論文の発表に向けて良いスタートダッシュになったと思います。(小池)
2019.10.09 | Comments(0) | Trackback(0)
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