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第6回 土壌汚染対策法の通知の処分性
本日のゼミでは「土壌汚染状況調査報告事件(最ニ小判平成24・2・3民集66巻2号148頁)」の判例評釈がオンラインにて行われました。
塩谷さんと藤田くんが事件の概要,判決の内容,通知の法的効果,射程について報告してくれました。通知の処分性にかかる1審〜最高裁判断をそれぞれ丁寧に解説・分析してあり,本判決の処分性肯定の根拠について特に深い検討がなされていたように思います。
報告の後は2つのブレイクアウトルームに分かれて質疑応答を行い,全体で内容を共有し,原田先生に解説をしていただきました。初めての判例評釈でしたが,判断の理論構成や実行的権利救済,通知の法的効果に関する鋭い質問や意見も飛び交い,テーマ報告とはまた異なった議論ができたと思います。
次回(6月1日)のゼミの形式はまだ未定ですが,対面実施の再開が待ち遠しいです。次回は「一般廃棄物処理事業許可事件(最三小判平成26・1・28民集68巻1号49頁)」です。(栗原)
2021.05.25 | Comments(0) | Trackback(0)
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