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第8回 ゼミ論文構想報告5

第8回(11/21)のゼミでは,5回目のゼミ論文構想報告が行われました。今回の発表者は佐久間さん,今井さん,林さんでした。
 
佐久間さんは,Vtuberと知的財産法,特許権における「生産」の意義という2つの論点を紹介してくれました。
Vtuberの構成要素を分解した場合にVtuber特有の問題は限定的な可能性もある一方で,それらを包括的に捉えたときに人格権や音声など既存の概念では説明できない論点があるのでは,などのアドバイスがありました。
 
今井さんは「終末期医療とガイドラインのあり方」というテーマで,終末期医療におけるガイドライン策定の経緯などを発表してくれました。
臓器移植法の脳死と臓器移植など生殖・生命全般の法制度を調べ,それと比較する形で制度を構想してはどうか,ガイドラインで対応していることは適切か,終末期医療の処遇として社会保障・社会福祉的議論から論じてはどうか,などの提案がされました。
 
林さんは「再生可能エネルギーに関する出力規制」というテーマで,地熱発電所の設置に係る温泉法の規制や需給バランス調整のための出力規制などの論点を紹介してくれました。 
論点が幅広いため,先行研究の議論を見ながら問題意識をはっきりさせ,政策目的とそれが正当化されるかについて調べてはどうか。発電に対する規制の中には立地規制と出力規制があり,立地規制なら自然公園法や条例,出力規制なら電力自由化や価格との関係が問題となり,技術的な問題も絡んでくる,他にも街づくり・土地利用などあらゆる論点がある,と補足をいただきました。
 
ゼミで1回発言して終わりではなく,それ以降も積極的に議論に参加して,来週以降のゼミも有意義なものにしていければと思います。
次回(11/28)からは3周目の報告が行われます。ゼミ論文の提出まで2ヶ月を切りました。(鎌原)

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