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Special Economic Zone
2月14・15日に九州大学(西新プラザ)で開催されたSpecial Economic Zone in Asian Market Economiesにおいて,"The Special Economic Zone as a Tool for Policy Coordination between National and Local Governments"と題する報告(英語)をさせていただきました。このシンポジウムは,本学の英語コース(LLM・LLD)が中心となって企画・運営される国際シンポジウムの4回目で,今回は経済特区がテーマでした。
報告に際しては,河野俊行先生はじめ,本学の英語コースの先生方に大変お世話になりました。ありがとうございました。
2009.02.16 | Comments(0) | Trackback(0)
開設12周年
おかげさまでpacoは2008年12月2日で開設12周年を迎えました。この12周年を記念して3年8ヶ月ぶりにwebsiteを全面リニューアルしました(Rev.10.0)。スタイルシートによるレイアウトを全面採用するため,HTMLソースコードを完全に書き直しました。同時に文字コードをUTF-8に統一しました(これによって現在管理している全てのwebsiteがUTF-8になりました)。ただし,リンク・ブックマーク・検索の便宜を確保するため,サイトのディレクトリ構造やファイル名はできるだけ従前のものを維持するようにしています。 主要な変更点は以下の通りです。
- サイト内検索のシステムをGoogleに変更しました。これは文字コードをUTF-8にしたためです。
- 文字コードをUTF-8にした関係で,ポストメール,web patio,paco bbsを廃止しました。web patioの過去ログの一部は回答のみWeblog(ernst)に転載しました。また九大法学部非公式掲示板も公式掲示板の充実・定着によってニーズがなくなったと判断し,今回のリニューアルで廃止しました。リンク部分のみLinksに移設しました。
- LinksのCGIプログラムを廃止し,通常のHTMLファイルに変更しました。従来の方式では柔軟な管理ができなかったためです。
- HDGの内容を全面的に見直しました。文法解説を全面的に書き直したほか,ドイツ語入門の内容に「Studium in Konstanz」を追加しました。
- Weblog(ernst)とpaco本体との共通リンクを廃止しました。ただし,ヘッダー部分は共通デザインにすることで,サイトの統一性を確保しています。
今回のリニューアルでは,意図通りのデザインにならないことや無駄なソースコードが生成されることを防ぐために,HTMLソースコードを全てベタ打ちすることにしました。前回はHTMLエディタを使いましたが,今回は普通のテキストエディタであるEmEditorとそのHTMLプラグインを用いました。軽快かつ最小限の機能が整っていて便利でした。
リニューアル直後はチェックが不十分なためにリンク切れや表示の不具合が発生する可能性がありますが,見つけ次第修正していく予定です。また特にHDGの部分は今後しばらくは細かな修正・追加を続けていく予定です。
リニューアル後もこれまで同様のご愛顧を頂ければ幸いです。
2008.12.02 | Comments(0) | Trackback(0)
民営化と再規制
「民営化と再規制─日本法の現状と課題」と題する論文を,法律時報80巻10号(2008年)54-60頁に掲載させて頂きました。実はこの号は法律時報の通巻1000号であったことを後で知りました。
この論文は「立法による行政の変革と公法学」と題された特集を構成する論文の1つで,塩野先生へのインタビューとテーマ概観の後,規制改革・情報公開・地方分権・中央省庁改革・行政救済法改革と並んで民営化の問題が取り扱われています。民営化の際にわが国の実定法が採用している再規制の手法を類型化してその傾向と到達点を示すとともに,日本法の理論的・実践的な問題点について指摘することを目標としました。字数制限の関係で脚注は最小限にとどめざるを得ませんでした。
2008.08.29 | Comments(0) | Trackback(0)
国際自主規制と公法理論
「国際自主規制と公法理論」と題する論文を,法政研究(九州大学)75巻1号(2008年)1-28頁に掲載させていただきました。
この論文は,2008年3月に開催された,人文社会科学振興プロジェクト「市場補完・統御の法制度設計に向けた知の再編」研究グループ総括シンポジウム「『市場化』する社会と法──法制度設計への視座」のコメントと,2008年6月に開催された,学術創成研究「ポスト構造改革における市場と社会の新たな秩序形成」の第3回エンフォースメント部会研究会における報告の内容の一部をもとにリライトしたものです。『自主規制の公法学的研究』の執筆時点で積み残しになっていた国際自主規制に関する問題にやっと踏み込むことができましたが,理論的な解決の方法については議論の可能性・方向性を示す段階にとどまっています。
2008.07.18 | Comments(0) | Trackback(0)
行政法学から見た制度的契約論
「行政法学から見た制度的契約論」を,北大法学論集59巻1号408-395頁に掲載させていただきました。これは昨年11月に開催された科研基盤A「市場環境・生活環境の秩序形成における公私
同研究会に関係するものは以下の通りです。
- 吉田克己「趣旨説明 制度的契約論の構想」
- 内田貴「制度的契約論の構想」
- 池田清治「民法学から見た制度的契約論」
- 原田大樹「行政法学から見た制度的契約論」
- 「討論 制度的契約論の構想」
研究会の折に加え,活字化の際にも,吉田克己先生・藤谷武史先生に大変お世話になりました。また校正の際には吉川吉樹先生の手を煩わせました。この場を借りて御礼を申し上げます。
2008.05.30 | Comments(0) | Trackback(0)
規制手法の多様化と規制システム間調整
5月23日に京都大学で開催された,学術創成研究「ポスト構造改革における市場と社会の新たな秩序形成」の第3回エンフォースメント部会研究会において,「規制手法の多様化と規制システム間調整」と題する報告をさせていただきました。直接規制以外の規制手法に注目が集まるようになってきているという意味での規制システムの「多様化」と,規制システムが国際機構・国家・自治組織の三層構造で展開するようになっているという「多元化」の問題を取り上げ,今後の研究の方向性を検討する内容でした。参加者のみなさまからは,さまざまな観点からの質疑・意見を頂戴し,今後の研究の課題がより明確になったように思います。
研究会での報告の機会を与えて下さった高木光先生には大変お世話になりました。ありがとうございました。
2008.05.23 | Comments(0) | Trackback(0)
自主規制の制度設計
「自主規制の制度設計──貸金業規制を中心として」を,法政研究(九州大学)74巻4号(2008年)817-840頁に掲載しました。これは2007年10月に開催された第3回日中公法学シンポジウムにおける報告原稿を活字化したものです。基本的には報告原稿のままですが,認可法人(日本貸金業協会)関連の情報をアップデートしています。
2008.03.19 | Comments(0) | Trackback(0)
国際自主規制と公法理論
3月10日に東京グリーンパレスで開催された,人文社会科学振興プロジェクト「市場補完・統御の法制度設計に向けた知の再編」研究グループ総括シンポジウム「『市場化』する社会と法──法制度設計への視座」において,「国際自主規制と公法理論」と題する報告(コメント)をさせていただきました。
研究グループによる総括報告が5本行われた後で,同種の事例を念頭に置きながら別の視角(自主規制)からコメントをするという形式で,国際自主規制がもたらす公法理論の改革可能性を展望する内容でした。2006年6月の同研究グループの研究会(「金融市場におけるガバナンスの検討」)に参加させて頂いて以来,ほぼ同世代の研究者で構成されている同グループの研究の幅広さと問題関心のアクチュアリティに注目しておりましたが,今回の総括シンポジウムにおいても多くの知的刺激を得ることができました。
研究グループリーダーの藤谷武史先生(北海道大学)をはじめ,研究グループの諸先生方には大変お世話になりました。ありがとうございました。
2008.03.10 | Comments(0) | Trackback(0)
仕事って何ですか?
2月6日に北九州市立黒崎中学校で開催された「ゲストティーチャーに学ぶ」(総合的な学習の時間)で,「仕事って何ですか?」と題する講演を行いました。中学校1年生全員を対象に,進路に対する関心を持ってもらうことが目的とされており,
- 仕事の紹介
- 仕事に就くまで
- 働くことの厳しさ・やりがい
- 夢を実現するためには
の4つに分けて,法学部教員の仕事や進路決定の際の経験を話す内容でした。
黒崎中学校1年生をご担当の先生方には大変お世話になりました。ありがとうございました。
2008.02.06 | Comments(0) | Trackback(0)
実体的財政法学と行政法理論
1月12日に神戸大学において開催されたCDAMS 公共空間研究会第8回例会において,「実体的財政法学と行政法理論」と題する報告をさせていただきました。これは,藤谷武史先生(北海道大学)の「財政活動の実体法的把握のための覚書(1)」の続編を構想するご報告「財政法研究における経済学的思考と法学的思考:対立・融合・差異」に対する行政法学からのコメントという位置づけで,憲法学からの棟居快行先生(大阪大学)のコメントに引き続くものでした。質疑の時間ではさまざまな観点からの質問・意見が出され,大変刺激的な研究会でした。
研究会のコーディネーターである角松生史先生(神戸大学)と興津征雄先生(神戸大学)には大変お世話になりました。ありがとうございました。
2008.01.12 | Comments(0) | Trackback(0)