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多元的システムにおける正統性概念

「多元的システムにおける正統性概念──適合性評価を手がかりとして」と題する論文を,行政法研究1号(2012年)49-81頁に掲載させて頂きました。行政法研究は,宇賀克也東京大学教授の責任編集のもとで信山社からこのたび創刊した新しい雑誌で,年間3~4号程度の刊行を予定しており,1号にはおおむね3本程度の比較的長い論文が掲載される形態が予定されています。行政法学としては初めての単独の研究雑誌となります。創刊号である1号には,編者の宇賀先生の「職務行為基準説の検討」と拙稿のほか,今年6月に開催された第10回東アジア行政法学会のnational report(大橋洋一「グローバル化と行政法」,木村琢麿「福祉国家における行財政法──日本における法制度と議論状況の概観」)とコメント(原田大樹「財政民主主義へのメタ・コントロールとその法的課題」)が掲載されています。

本論文は,適合性評価を素材として,多元的システムにおける正統性の概念の動態的理解の可能性を模索したものであり,問題意識としては先に公表した「適合性評価の消費者保護機能」と共通しています。執筆に当たっては日本の適合性評価機関へのヒヤリングのほか,ドイツ連邦経済省やドイツの認定機関へのヒヤリング調査も行いました。調査にご協力頂いた皆様に御礼申し上げます。

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