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第9回 行政救済論② 行政訴訟②・国家補償

今回のゼミでは行政救済論の報告第2回が行われました。

鳥羽さんは取消訴訟の審理と終了について概要と当事者の主張制限,複雑な訴訟形態について発表してくれました。
嶋村君はさまざまな行政訴訟として取消訴訟以外の抗告訴訟と当事者訴訟についてそれぞれの特徴を発表してくれました
西田君は仮の救済について,その意義と執行停止,仮の差し止め・仮の義務付けそれぞれの特徴について発表してくれました。
加古君は国家賠償に関し,1条責任と2条責任それぞれの概要を発表してくれました。
そして鈴木先生が損失補償について渦中の新型インフルエンザ等対策特別措置法についての争点もふまえ報告していただきました。

来週は課題提出による補講を経て個室付き浴場事件について第1回の判例報告が行われる予定です。(森田)

第8回 行政救済論① 行政上の不服申立・行政訴訟①

本日のゼミでは,行政救済論の内容に関する講義形式の報告とそれらの報告についての質疑応答を行いました。

前田君は行政不服審査法の基本構造として,同法の条文に即して不服申立ての制度に関する説明を行いました。
塩谷さんは行政訴訟の基本構造として,行政事件訴訟法に規定されている行政訴訟の類型を扱いました。
後藤さんは取消訴訟の要件である処分性について,その判断基準を判例を交えながら説明しました。
佐藤君は取消訴訟の要件である原告適格に関して,その判断基準をめぐる学説とともに説明を行いました。
中井君は取消訴訟の狭義の訴えの利益について,問題となる場合を分けて説明しました。

質疑応答の後には前回と同様に,原田先生に解説をしていただきました。第7回に相当する課題研究の後であったため,その際に感じた疑問点なども合わせて議論ができていたように感じました。
次回のゼミは引き続き,行政救済論の内容を予定しています。(嶋村)

第7回 行政法入門② 行政救済論

第7回は,課題研究・補講で,PandA経由で行政救済論入門を配信し,課題を提出してもらいました。

第6回 行政過程論④ 行政活動の諸類型③・行政上の義務履行確保

本日のゼミでは前回に引き続き行政過程論に関しての講義形式の発表を行いました。

森田は行政契約についてその類型や統制のされ方について発表しました。
梶谷さんは行政指導について概要や法的規制,救済制度について発表してくれました。
小林君は行政上の義務履行強制について沿革やその種類,それぞれの手法の現状や争点について発表してくれました。
小倉君は行政上の制裁について概要とそれぞれの意義について発表してくれました。

行政過程論についての発表は今回までとなり,行政法の基礎についての理解も深まり高度な意見や質問も多かったように思われました。来週からは行政救済論についての発表となります。なお第7回は課題研究となります。(森田)

第5回 行政過程論③ 行政活動の諸類型②

本日のゼミでは前回に引き続き行政過程論に関しての講義形式の発表を行いました。

本日のゼミでは,行政過程論③行政活動の諸類型②の内容に関する講義形式の報告を行いました。

木下さんは行政行為の概念と効力に関して,分類を行った上で具体的な問題の説明を行いました。
永田さんは行政行為の手続ルールについて,行政手続法により規定されている行政庁の義務を中心に発表しました。
相嵜さんは行政行為の実体ルールというテーマで,行政行為における無効・取消・撤回の要件や効力を説明しました。
芦田さんは行政行為の裁量について,司法審査と関連付けて説明を行いました。

前回のゼミに引き続き,発表の後には4グループに分かれて質疑応答を行いました。オンラインでのゼミも今回で4回目ということもあり,意見交換が比較的円滑になってきたように思えました。踏み込んだ質問なども各グループで見受けられ,ゼミの最後には原田先生に補足の説明をしていただきました。

次回は行政過程論④行政活動の諸類型③・行政上の義務履行確保というテーマでの報告を予定しています。(嶋村)

第4回 行政過程論② 行政手続の基礎・行為活動の諸類型①

本日のゼミでは前回に引き続き行政過程論に関しての講義形式の発表を行いました。

門田君は行政手続について,手続の意義や基本原則,今後の課題について発表をしてくれました。
岩佐君は情報公開と個人情報保護について,制度の概要を発表してくれました。
浜田さんは行政基準について,その種類や付随する問題点などを判例もふまえ発表してくれました。
森本君は行政計画について,その概要や統制の方法,行政計画について取消訴訟を提起できるかなどを発表してくれました。

ブレイクアウトセッションを用い質疑応答を行った後,各セッションで出された質問の共有を行いました。Zoomを用いたゼミで空気感もつかみにくい中ですが,前回よりも活発な意見交換が行われたように思えました。次回は行政行為の概念と効力,行政行為の手続ルール,行政行為の実体ルール,行政行為の裁量について発表が行われる予定です。(森田)

第3回 行政過程論➀ 行政法の基礎理論

本日のゼミでは,4人のゼミ生が行政過程論の内容に関して講義形式の発表を行いました。

1人目の古閑さんは行政法の特色について,行政活動の分類や民事法・刑事法との比較の説明を行いました。
2人目の玉井くんは法律による行政の原理に関して,法律の留保をめぐる学説の対立を中心に説明を行いました。
3人目の飯野くんは法律と条例の関係について,条例制定権の限界や上乗せ条例と横出し条例の適法性を判例における解釈とともに説明を行いました。
4人目の畦地さんは行政法と民事法というテーマで,歴史的背景や民事法と行政法の保護法益の重なり合いなどの両者の関係についての説明を行いました。

4人の発表のあとには,発表者を含んだ5人程度のグループに分かれて質疑応答を行いました。また,本質性理論の本質的であるとする具体的な内容など,質疑応答の中で十分な理解が得られなかったものに関しましては,ゼミの最後で原田先生に解説をしていただきました。

発表を聞いて感じた素朴な疑問などを各自が共有することができていたと思います。次回は,行政過程論②行政手続の基礎・行政活動の諸類型➀を予定しています。(嶋村)

第2回 行政法入門① 行政過程論

新型コロナウイルスの影響で発生した休講に伴う補講の1回目として,PandA経由での配信による行政法入門と,その理解確認のための課題研究を行いました。(原田)

第1回 オリエンテーション

本日のオリエンテーションでは,自己紹介ならびにゼミ役員の決定を行いました。

報告テーマの担当については,感染症対策としてオンラインでのゼミ開講となっているため,各自がメールで報告テーマの希望を出すことで決定しました。

次回のゼミは,行政過程論①行政法の基礎理論を扱います。また,4月8日休講分の補講として,次回のゼミまでにオンデマンド形式での行政作用法総論の講義及び課題提出を行います。(嶋村)

2019年度第5回GNL科研研究会

科学研究費基盤研究A「グローバル法・国家法・ローカル法秩序の多層的構造とその調整法理の分析」(GNL)の2019年度第5回研究会(研究代表者主催)を,2020年2月16日(日)に同志社大学大学院法学研究科で開催しました。分担研究者・ゲスト・院生等約30名が参加しました。

○行政法学から見たスポーツ団体の規律のあり方(田代滉貴・岡山大学講師)
中央競技団体を中心に,スポーツ団体の法的規律の現状とその課題を議論しました。行政法学からアプローチの可能性や,スポーツ団体が誰のための組織なのか,さらにはグローバルレベルの規律の問題やスポーツに対する司法審査の可能性にも話題が及びました。

○グローバルガバナンス問題に対するbackcastingアプローチの試み(米谷三以・経済産業省)
今を起点にするのではなく,目標から逆算して国際経済法の在り方を考えるbackcastingの見方で,現在の国際秩序の崩壊傾向をどのように回復することが考えられるかが議論されました。基本概念の意味内容をめぐり多くの質問が出されましたが,ゆるやかな共通価値を措定して法システムを再構成する試みは大変興味深いものでした。

○制定法上の民事訴権の仲裁付託可能性をめぐる米国での議論状況(会沢恒・北海道大学)
アメリカの連邦仲裁法を背景とする制定法上の民事訴権の仲裁付託可能性に関する最高裁判例の近時の動向やその理論的課題が検討されました。私人による法執行として日本でもよく知られている制定法上の民事訴権が,民事訴訟による公益実現を前提としているがゆえに仲裁付託可能性が広く認められているパラドクシカルな状況が明確に示され,国際仲裁に関する議論にも大きな示唆があるように思われました。

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