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第14回 自然公園法の不許可補償

前期ゼミの最終報告は,Eグループによる自然公園法の不許可補償に関するいくつかの下級審判決の報告でした。容易には手に入らない参考文献などを使った報告で,損失補償についての理解を深める点でも良い機会であったと思います。

議論の中では「憲法上の補償」と「政策上の補償」という概念が十分にクリアなものとはなっていなかったために紛糾する場面が多かったように思います。参考文献を踏まえつつも自分なりに問題の切り分けを考え直してみることも必要であったかも知れません。

第13回 国道43号訴訟

判例報告の4回目はDグループによる国道43号訴訟の報告が行われました。レジュメに写真が入っており,状況をイメージしやすかったです。

報告と議論で論点となったのは,受忍限度論の考え方と供用関連瑕疵の考え方です。いずれも直前の行政法IIで取り扱われた内容ではありましたが,具体的な事件を詳しく検討することで,教科書に書かれている内容をより実感を持って理解することができるようになるのではないかと思います。

第12回 伊方原発訴訟

判例報告の3回目はCグループによる伊方原発訴訟の報告でした。全階のテーマ報告に引き続き力の入った報告で,伊方原発訴訟に関する論点をほぼ網羅し,それぞれについて緻密な検討がなされていました。

質疑の中では,裁判所による行政判断の審査のあり方,原子力委員会の審査の手続の適切性が主として議論されました。

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