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第3回 専門技術的裁量

今年度,広報委員を務めさせていただきます,3年の中山です。よろしくお願いいたします。

今回の第3回ゼミは「伊方原発訴訟」についての,判例報告が行われ,特に「専門技術的裁量」の部分を中心に議論が交わされました。科学技術の審査にどこまで司法が介入するか,という難しい問題で,報告者も含めてゼミ生の多くが,どこかすっきりとしないものを感じていたのではないかと思います。

大脇先生からも,「この判決はしっかりと読めば読むほどすっきりとしないものが残ってしまう難しい判決だ」とのご指摘をいただくとともに,伊方原子力発電所自体についての簡単な解説もしていただき,東日本大震災・福島第一原発事故を経ての現在の司法の姿勢の説明などもしていただきました。村上先生からは,原審も含めて判決を見ていくことの重要性,高度に政治的な判断をも内包する原発問題を裁判官に委ねることの難しさ,などのご指摘を頂きました。

私は今回,報告班の一員として報告にあたったのですが,非常に根深く複雑な問題を孕んでいる,非常に難解な判決だと感じました。準備も報告もオンラインで大変なことも多かったですが,4年生のサポートを受けながらなんとかやりきる事ができました。(中山)

第2回 委任立法の限界

 今年度も広報委員となりました,4年の上田です。どうぞよろしくお願いします。

 今年度最初の報告は,「委任立法の限界」をテーマに医薬品ネット販売権確認訴訟を取り上げました。本件は改正薬事法の施行に伴って改正された薬事法施行規則において,郵便等による一定の医薬品の販売ができない旨の規定が設けられたことについて,インターネットによる医薬品販売事業者が上記一定の医薬品につき郵便等販売をすることができる権利ないし地位を有することの確認を求めたものでした。報告では,立法過程への言及についてや委任立法をめぐる問題を始めとして,様々な論点からの検討がなされました。

 報告後,大脇先生からは「誰と誰の利害関係の対決か」を考えると面白いこと,村上先生からは何故法律ではなく施行規則に規定されたのか,また従来していたことを禁止することの問題についてお話がありました。

 初回は4年生4人のグループということもあり,時間も資料も少なかったとは思えないとても完成度の高い報告でした。3年生の発言も目立ち,良い滑り出しでした。次回からも,まずは「1日1発言」を目標に活発な議論ができたらと思います。(上田)

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