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paco Home>授業関連>演習科目一覧(九州大学)>frontier>2014年5月

第6回 違法性の承継

今回は,東京都建築安全条例事件を題材に違法性の承継について議論しました。

今までは,4年生を中心に3年生の練習ということでレジュメ報告を行ってきましたが,今回から全くのランダムでの報告となりました。 特に本報告では,3年生1人というゼミが始まったばかりでは相当に厳しい状況でしたが,報告者がしっかりとレジュメを作成し,議論を行えていたのではないかと思います。 ただ,議論の際,例外的にグループ分けをせずに全体で行いましたが,そのせいか三年生の発言が少なく,まだまだ不十分なところがありました。 1日1発言できるよう4年生,院生を見習っていきたいと思います。 意外と些細な発見から議論がおこっていくことも多々あるので,見落とすことのないように頑張っていこうと思います。

また,徐々にですが,ゼミ合宿の話も進んできており,今後もいろいろと工夫を加えながら,実りあるものにしたいです(室田)。

第5回 理由附記

今回は理由付記というテーマで一級建築士免許取消事件について議論しました。

この事件は,免許取消処分は処分基準の適用関係が理由として示されていないため,行政手続法14条1項の定める理由提示の要件を欠き違法であるかどうかが争われたものです。

議論は,どのような場合に処分基準の適用関係を理由として示さなければならないのか,また,どのような場合に,手続的瑕疵として取消自由となるのかについて,報告班の射程を中心になされました。

指摘としては,論文を読む際は,著者の言いたいことをよく理解する必要があるということがあげられました。

3,4人での報告は今回までで,次回からは2人,もしくは1人の報告となりますが,皆さん頑張っていきましょう(川﨑)。

第4回 判断過程の統制

今回は,呉市公立学校施設使用不許可事件を取り上げ,判断過程審査について議論しました。 また,自分が初めて報告者としてレジュメ作成などに取り組みました。 判断過程審査はまだ学説でもまとまっておらず,様々な意見があり,非常に難しい論点だと感じました。 特に,考慮要素の選出,その要素の重み付けなどの根拠もはっきりしないのではないかという指摘もありました。 この点に関しては修正レジュメでもう少し詳しくしていきたいと考えています。
ゼミの雰囲気としては,1回目のゼミコンパが功を奏したのか初回より議論が活発に行われるようになったと思います。ただ,院生の方に頼っている部分も多くあるので,各々がより努力できたらと思います(室田)。

第3回 専門技術的裁量

今日は専門技術的裁量が問題となった伊方原発訴訟ともんじゅ訴訟の2つについて議論しました。
報告班は,専門技術的裁量はあるのか,司法審査のあり方はどうあるべきなのかという点から私見を展開し,議論もその点を中心に行われました。
指摘として,判例評釈になっておらず,もっと判決そのものについて分析するべきであったこと,引用した評釈が古いこと,もんじゅの原審が福島の事故以降見直されるようになっており,その点に触れるべきであったことなどが挙げられました。これらのことは次回からの報告で活かしていきたいです。
今回は自分が報告者だったのですが,議論の途中で自分の言っていることがよくわからなくなったり,墓穴を掘ったりしてしまいました。もっと明確な受け答えができるよう精進していきたいです(川﨑)。

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