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paco Home>授業関連>演習科目一覧(九州大学)>frontier>2011年12月

第26回 ゼミ論文経過報告6

年内最後となったゼミでは,次の2本の報告がありました。

・原発訴訟(中山)
原発訴訟における原告勝訴の可能性を探るべく,第二次控訴審で原告が勝訴したもんじゅ訴訟(本案)の差戻後控訴審・上告審の検討を行い,そこから行政裁量の審査方法について検討する内容でした。質疑の中では実体的判断代置と判断過程統制との違いや,行政手続整備の必要性などが議論されました。

・再生可能エネルギーの固定価格買取制度(阿部)
今年成立した再生可能エネルギー特措法の法的しくみの分析と,類似の法制度を持つドイツとの比較が中心でした。RPS制度との違いや,発送電分離論との関係などに質問が集中していました。

第25回 ゼミ論文経過報告5

今回はオープンゼミでした。今回は以下の2報告がありました。

・北九州市のリサイクル事業(小木野)
北九州市のエコタウン事業・環境未来税・不法投棄問題が扱われていました。論文の中心がどこにあるのかという質問や,法定外目的税の課税対象・課税目的についての質問や議論が多かったです。

・公益通報制度の実効性確保(福地)
公益通報制度の制度の説明や,具体的な問題事例,改善の方向性を論じるものでした。内部通報と公益通報の関係や,行政が公益通報に対して何もしなかった場合の訴訟の可能性についての質疑がなされました。また自治体のコンプライアンス制度の位置づけについても活発な意見が出されていました。

第24回 ゼミ論文経過報告4

今日は以下の3つの報告がありました。

・長崎県における市町村合併(田代)
長崎県における市町村合併の事例をインタビューなども交えて分析し,地域自治区など合併後の地域自治を行うしくみの問題点を検討するものでした。質疑の中では地方財政の問題をどう考えるのか,恒久的な地域自治のしくみと合併とは矛盾するのではないかといった指摘がなされました。

・住民投票(木下)
住民投票の法的拘束力と住民発議の住民投票が認められるべきかという2点に焦点を絞って,住民投票活性化のためのルールを考えるという方向性でした。それでもまだ問題意識や具体的な問題状況が絞り込めていないので,どの点を掘り下げるかの検討が今後の課題となりそうです。

・公立保育所の民営化(上山)
前回からテーマが変わって,公立保育所を社会福祉法人を受け皿として民営化する際の問題点が扱われていました。待機児童を減らすという目的からすると民営化が相応しい処方箋ではないのではないか,民営の法人組織にもバリエーションがあるのではないかといった指摘がなされました。

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