frontier

paco Home>授業関連>演習科目一覧(九州大学)>frontier>[九大]行政法演習28期(20年度)

第24回 ゼミ論文発表会

今年度最後のゼミでは,半年間執筆に取り組んできたゼミ論文の発表が行われました。緊急事態宣言発令中ということもあり,オンラインとオフラインを併用した,新しい形式でのゼミとなりました。

オンラインで京都大学の原田先生と鈴木先生,岡山大学の田代先生も参加してくださり,いつもに増して緊張感のある論文発表になったと感じました。また,先生方のお話にもありましたが,4年生は集大成に相応しい論文になっていたし,3年生の視点や切り口も興味深く,論文集の完成が楽しみです。

今年度のゼミは,前期は全面オンラインで行われたり図書館の利用が制限されたりして,これまでとは違うことが多く,先生方も学生も苦労が多かっただろうと思います。このような状況下でも,こうして1年間ゼミをやり通すことができて良かったです。

様々な状況に対応しながら今年度のゼミを開講してくださった大脇先生,今年度まで熱心に指導してくださった村上先生,ありがとうございました。(上田)

第23回 ゼミ論文経過報告9

今回は,今年最後のゼミでした。引き続き,最終3周目の報告が行われ,これで全員が3周ずつの報告を終えたことになります。報告者とテーマは以下の通りです。

「日本の宣言判決訴訟(日笠)」,「公立学校の統廃合政策と(井関)」「マイナンバー制度の軌道修正(中山)」,「リニア中央新幹線の抱える課題―整備新幹線との比較を通じて―(勝岡)」

来週から冬休みに入りますが,各自年明けのゼミ論文の提出に向けて,仕上げに入ります。この1年の集大成となる論文であり,4年生にとっては学生生活の集大成でもある論文です。完成が楽しみです。
また,村上先生の今年度限りでの九州大学の退職が,ゼミ生に向けて発表されました。寂しい限りですが,残りの村上先生との時間も有意義に過ごしていきたいと思います。(中山)

第22回 ゼミ論文経過報告8

今回も引き続き,3周目の論文報告を行いました。報告者とテーマは以下の通りです。

「民間委託における賠償責任主体(上田)」,「生活保護ケースワークの法的検討(安河内)」,「技能実習制度における問題点とその解決策の検討(猪原)」,「長期間の都市計画制限と損失補償(坂梨)」

今回もオープンゼミが行われ,多くの2年生が足を運んでくれました。論文執筆は大変ではありますが,完成したときの達成感もひとしおなので,是非このゼミを選んでくれるといいなと思いました。先生方からは,回を追うごとに問題点が明らかになり,良い論文になっているというコメントがありました。3年生は初めてながら良い調子で執筆が進んでいるようなので感心しました。(上田)

第21回 ゼミ論文経過報告7

今回も,引き続き3週目の個人報告が行われました。報告者とテーマは以下の通りです。

「地域資源を生かしたまちづくり(甲斐)」,「国地方係争処理制度における法的問題についての検討(東島)」,「情報公開訴訟におけるインカメラ審理の導入に向けた考察(鴛海)」,「ネット投票・ネット選挙の課題とこれから(守田)」

今週はオープンゼミ期間でした。2年生は基本的にオンライン授業で,キャンパスに来る機会が少ないと思われますが,それでも多くの人が見学に来てくれました。4年生の集大成となる,質の高い報告を見てもらうことができたと思います。

(中山)

第20回 ゼミ論文経過報告6

今回も引き続き,各自3周目(最終)の,ゼミ論進捗報告を行っています。報告者とテーマは,以下の通りです。

「行政のデジタル化―マイナンバー制度の活用―(林)」,「現行法制度としての死刑の再検討(長谷川)」,「平成の大合併が地方にもたらした影響と今後の地方行政のあり方(藤原)」,「個人情報保護条例の課題(小田)」

早い時期の報告ではあるものの,各自,構成や着地点がしっかりと定まっていると感じました。今回のゼミ生や先生方からの指摘やアドバイスを踏まえ,完成へと向かいそうです。


来週からはオープンゼミ期間となります。コロナ禍で例年とは少し異なったゼミとなっていますが,いつも通り頑張りたいと思います。(中山)

第19回 ゼミ論文経過報告5

今回からは3回目の論文報告をしています。報告者とテーマは以下の通りです。

「ふるさと納税制度(志水)」,「電子書籍と公立図書館(内村)」,「地区防災計画の課題と展望(前本)」,「母子家庭への養育費不払い問題に対する制度設計(坂本)」

今回は4年生4人からの進捗報告でしたが,昨年の論文執筆経験を活かして全員がこの時点で10頁前後に到達していたのには驚きました。報告者は先生方からのアドバイスをもとにブラッシュアップを行い,他のゼミ生は負けずに執筆活動に取り組みましょう。(上田)

第18回 ゼミ論文経過報告4

本日も引き続き,2周目の個人報告が行われました。今回で,全員が2周目の報告を終えたこととなります。報告者とテーマは以下の通りです。

「都市計画事業による建築制限(坂梨)」・「宣言判決請求訴訟(日笠)」・「公立学校の統廃合問題と住民参加(井関)」・「マイナンバーの課題と可能性(中山)」・「リニア中央新幹線の抱える課題―整備新幹線との比較を通じて―(勝岡)」

来週からはいよいよ,最終3週目の報告に入ります。各自ゼミ論文の執筆が佳境に差し掛かっていますが,先生方からのアドバイスや,ゼミ生からの指摘を踏まえ,方向性・着地点を固めていきたいと思います。(中山)

第17回 ゼミ論文経過報告3

今回も2周目のゼミ論文報告が行われました。論文テーマと執筆者は以下の通りです。

「情報公開訴訟におけるインカメラ審理の導入に向けた考察(鴛海)」,「ネット選挙の課題とこれから(守田)」,「民間委託における賠償責任主体―指定確認検査機関に着目してー(上田)」,「生活保護ケースワークの法的検討(安河内)」,「技能実習制度における問題点とその解決策の検討(猪原)」

 先生方から論点や方向性のズレ等を指摘していただき,アドバイスをいただきました。ネット選挙等の現代的なトピックや,生活保護をはじめとした入り組んだ制度が揃っているため,制度を整理・理解して論文を執筆するのは労力を要すると思いますが,めげずに食らいついてほしいです。(上田)

第16回 ゼミ論文経過報告2

本日は,引き続き2周目の個人報告が行われました。報告者とテーマは次の通りです。

「現行法制度としての死刑の再検討(長谷川)」・「人口減少社会における地方行政のあり方(藤原)」・「個人情報保護条例の課題(小田)」・「地域資源を生かしたまちづくり(甲斐)」・「機関訴訟―国と地方の間の係争処理に焦点を当てて―(東島)」

2周目の報告ということもあり,論文が進捗している一方で,論文の展開の仕方や,テーマの想像以上の射程の広さに悩んでいる,という姿も見られました。そのような時に,他のゼミ生の指摘や,先生方の講評が非常に有意義なものであるのだと感じました。ゼミ生各人が扱うテーマはそれぞれ異なるものですが,ゼミ論文の執筆は決して一人で行うものではなく,ゼミ全体での共同作業だと感じた回でした。(中山)

第15回 ゼミ論文経過報告1

今回からは2周目の論文報告となりました。報告者とテーマは以下の通りです。

「ふるさと納税訴訟(志水)」,「電子書籍と公立図書館(内村)」,「地区防災計画の課題と展望(前本)」,「母子家庭への養育費不払い問題に対する制度設計(坂本)」,「行政のデジタル化―マイナンバー制度の活用―(林)」

先生方からは章立て等に関するアドバイスがあり,とても参考になりました。各人がグラフ等を使い,わかりやすく,また内容も濃くなっていました。私も負けずに励みたいと思います。(上田)

第14回 ゼミ論文構想報告2

今回も引き続き,各自1回目の個人報告(ゼミ論進捗方向)が行われました。この2回のゼミで,全員が1回目の報告を終えたことになります。今回の報告者とテーマは以下の通りです。

「情報公開訴訟におけるインカメラ審理の導入に向けた考察(鴛海)」・「ネット投票導入とその課題(守田)」・「民間委託における賠償責任(上田)」・「外国人の貧困問題から探る生活保護行政(安河内)」・「技能実習制度における問題点とその解決策の検討(猪原)」・「都市計画道路と紛争(坂梨)」・「宣言的判決請求の可否(日笠)」・「公立学校の統廃合問題と住民参加」・「マイナンバー制度の課題と可能性(中山)」・「中央新幹線事業を巡る問題の法的解決策の検討(勝岡)」

特に,今回主に報告を行った3年生にとっては,初めてのゼミ論文の執筆となります。先生方や,先輩方からの指摘も生かしながら,しっかりと取り組んでいきたいと思います。(中山)

第13回 ゼミ論文構想報告1

今回は後期初授業で,今年初の対面でのゼミとなりました。9月に行われた論文構想会を踏まえ,4年生から順に進捗報告を行いました。報告者とテーマは以下の通りです。

「不指定取り消し請求事件―国勝訴の判決はなぜ覆ったのか―(志水)」,「電子書籍と公立図書館(内村)」,「地区防災計画の課題と展望(前本)」,「行政のデジタル化―マイナンバー制度の活用―(林)」,「死刑制度について(長谷川)」,「人口減少社会における地方行政のあり方(藤原)」,「個人情報保護条例の課題(小田)」,「地域資源を生かしたまちづくり(甲斐)」,「機関訴訟―国と地方の間の係争処理に焦点を当てて―(東島)」

今年もホットなトピックが揃い,行政法の枠にとらわれず幅広い分野にわたる論文集となりそうです。今後の展開が楽しみです。(上田)

第12回 権限不行使

今回は前期最後のゼミで,規制権限不行使をテーマに関西水俣病訴訟について報告がありました。難解な水俣病訴訟の概観をわかりやすく説明し,規制権限不行使に加え,国家賠償における除斥期間という論点についても考察してくれました。

先生方からは水俣病という広範で,様々な救済基準が必要となった公害訴訟であり,行政と裁判所の救済基準が異なるダブルスタンダードが未だ解決されていないというお話がありました。また,議論となった射程は人命に関わる事案について及ぶとのことでした。最近,政府がコロナ対策として様々な法律を,当初の目的を逸脱して適用するという方針を出しており,その点でも参考になる重要判例でした。

今回は4年生のグループによる報告ということもあり,前期最後にふさわしい充実した内容で,先生方からも好評だったように思いました。後期にはゼミ論文執筆がありますが,前期で学んだことを活かして頑張っていきたいと思います。ゼミメンバーが何を題材とするのか,楽しみです。(上田)

第11回 国家賠償

本日は,国家賠償責任の主体が争点となった「積善会児童養護施設事件」についての報告が行われました。民法の使用者責任と国家賠償法の棲み分け,行政から委託された私人の行為についての責任,など難しい論点が多かったです。近年は行政活動の民間委託が進んでいることもあり,今後も重要な論点となっていくと感じました。先生方からも,判断を一応は示したが,消化不良さも残る判決である。完璧な判断枠組が決して示されたわけではなく謎が謎を呼ぶ判決でもある,との講評を頂きました。

早いもので次回が前期最後のゼミとなります。オンラインでの開講で,前期はゼミ生同士ついに会うことはできませんでしたが,最後まで頑張りたいと思います。(中山)

第10回 当事者訴訟

今回は公法上の確認訴訟をテーマに,在外国民選挙権訴訟について報告が行われました。この判例は,平成16年の行政事件訴訟法改正によって明示された公法上の確認訴訟について判断し,また国会の立法不作為について国家賠償法上の違法を認めた点でも重要なものでした。報告班は反対意見や補足意見にも触れ,論点を丁寧にひろっていました。

先生方からは,本判決は行訴法改正により使われるようになった確認訴訟の訴訟要件が示されたことについて大いに意義があるとのお話がありました。また,本報告については,大きな題材に加えてディテールの部分にまで言及していた点が良かったと好評でした。判決の裏事情にも触れた杉原則彦さんの解説・報告も紹介していただいたので,ゼミ生は是非読んで理解を深めてほしいです。

今回も多くの論点がある難しい判例でしたが,わかりやすくまとめられていてとても参考になりました。来週も質の高い報告ができるように頑張りたいと思います。(上田)

第9回 差止訴訟

本日は,差止訴訟をテーマとして「東京都教職員国旗国歌訴訟」についての判例報告が行われました。

報告は今回初めて,3年生のみによって行われました。行政事件訴訟法の改正に加え,憲法問題にも絡む難解な判決ではあったものの,補足意見・反対意見なども丁寧に収集された密度の濃い報告が行われました。先生方からは,予防的不作為という一つの考え方,本判決が差止訴訟と確認訴訟の一応の区別をつけたものであるものの,なおも問題は残っていること,などのご指摘を頂きました。

7月に入り,前期のゼミ活動も残り少なくなってきましたが,充実させていきたいです。(中山)

第8回 原告適格

今回は取消訴訟における原告適格をテーマに,小田急訴訟について報告が行われました。行政処分の取消訴訟を提起することのできる「法律上の利益を有する者」の範囲がどの程度なのかが争点となりました。報告班は多くの補足意見や反対意見にも触れ,様々な視点から議論することができました。

先生方からは,同様に原告適格について行われたサテライト大阪訴訟との違いや,原告適格の判例を扱う上で注意すべきこと(原告の主張する利益が法律上保護される利益に該当するのか,原告は原告適格を認められたのか)についてアドバイスをいただきました。

今回は岡山大学の田代先生にも参加していただき,より深い議論をすることができたのではないかと感じました。次回も活発な議論ができればと思います。(上田)

第7回 処分性

本日は,「処分性」について争われた浜松市土地区画整理事業事件判決についての報告が行われました。

先行判例であったいわゆる「青写真判決」の処分性の枠組みを変更した重要判例です。報告班は,「青写真判決」の論理構成・土地区画整理事業の概要からしっかりと概観したうえで,本判決がどのように「青写真判決」を変更していったのかという点を,補足意見などにも触れながら丁寧にまとめてくれました。ゼミ生同士の議論でも処分性の拡大の是非を中心に活発に議論が交わされました。

先生方からは,本判決は「青写真判決」をようやく判例変更してくれた画期的な判決でありどこが変更されたかに注意することや,処分性を巡る学説と判例の変遷,土地区画整理事業の補償が不十分であることなどに留意するように,との指摘を頂きました。(中山)

第6回 司法的執行

今回は宝塚市パチンコ事件を題材に,司法的執行について検討しました。

本件は,被告が宝塚市長にパチンコ店の建築申請に不同意されたにも関わらず,建築主事より建築確認を受けて工事に着手し,宝塚市長の建築工事中止命令にも従わなかったため,宝塚市工事の続行禁止を求めたものでした。上告審における最高裁の判断に批判が集まった,難解な事案でした。

報告後,大脇先生からは中止命令ではなく除却命令であればこのような訴訟に発展しなかっただろうという話がありました。また村上先生からも本件の背景等についてお話があり,理解をさらに深めることができました。

今回も3年生から活発に質問・意見があり,有意義なゼミになったと感じました。また,本件は理解が難しい判例でしたが,報告班は多くの文献を参考にして上手くまとめていて,感心しました。今学期中はオンラインによるゼミを継続していくことになりましたが,レベルの高い発表・議論を続けていきたいと思います。(上田)

第5回 違法性の承継

本日は,「違法性の承継」が主論点であり,「タヌキの森事件」とも称される「東京都建築安全条例事件」についての判例報告が行われました。

事案の概要や処分の関係性が複雑で難しいテーマでした。大脇先生からは,自身が学生時代から「違法性の承継」が一大論点であったことや,最高裁が近年になってようやく立場を示した,現在でもホットな話題であるとのコメントを頂きました。

本判決の評釈の執筆もされている村上先生からは,「違法性の承継」の簡単な解説と,処分性・開発許可などの問題と相まって,現在進行形で「違法性の承継」という論点の議論が盛んであることなどについて,コメントを頂きました。

事案自体が非常に難しかったものの,報告班は数々の文献・判例・学説を深く調査し,質の高い報告を行ってくれました。(中山)

第4回 理由付記

今回は「一級建築士免許取消事件」を題材に,理由提示について判断された他の判例や不利益処分の理由付記について現在の考え方を学びました。この事件は,建築基準法に違反する建築物を設計したことを理由になされた一級建築士免許または建築士事務所登録の取消処分には,裁量権の逸脱・濫用,理由不備の違法があるとして出訴されたものです。
 
報告後,大脇先生は学説のトレンドを浮き彫りにしつつ行政手続の重要性をみせた点と判例を適切にまとめた点を褒めてくださいました。村上先生からは,様々な意見の対立を紹介していた点やドイツでの観点も触れていた点を褒めつつ,処分基準を提示するとさらに良くなるとのアドバイスがありました。

今回は,短い時間で様々な判例に触れてから私見を提示しており,とても完成度が高いと感じました。次回は3年生3人,4年生1人のフレッシュなメンバーでの報告となりますが,今回のお手本に頑張ってもらえればと思います。(上田)

第3回 専門技術的裁量

今年度,広報委員を務めさせていただきます,3年の中山です。よろしくお願いいたします。

今回の第3回ゼミは「伊方原発訴訟」についての,判例報告が行われ,特に「専門技術的裁量」の部分を中心に議論が交わされました。科学技術の審査にどこまで司法が介入するか,という難しい問題で,報告者も含めてゼミ生の多くが,どこかすっきりとしないものを感じていたのではないかと思います。

大脇先生からも,「この判決はしっかりと読めば読むほどすっきりとしないものが残ってしまう難しい判決だ」とのご指摘をいただくとともに,伊方原子力発電所自体についての簡単な解説もしていただき,東日本大震災・福島第一原発事故を経ての現在の司法の姿勢の説明などもしていただきました。村上先生からは,原審も含めて判決を見ていくことの重要性,高度に政治的な判断をも内包する原発問題を裁判官に委ねることの難しさ,などのご指摘を頂きました。

私は今回,報告班の一員として報告にあたったのですが,非常に根深く複雑な問題を孕んでいる,非常に難解な判決だと感じました。準備も報告もオンラインで大変なことも多かったですが,4年生のサポートを受けながらなんとかやりきる事ができました。(中山)

第2回 委任立法の限界

 今年度も広報委員となりました,4年の上田です。どうぞよろしくお願いします。

 今年度最初の報告は,「委任立法の限界」をテーマに医薬品ネット販売権確認訴訟を取り上げました。本件は改正薬事法の施行に伴って改正された薬事法施行規則において,郵便等による一定の医薬品の販売ができない旨の規定が設けられたことについて,インターネットによる医薬品販売事業者が上記一定の医薬品につき郵便等販売をすることができる権利ないし地位を有することの確認を求めたものでした。報告では,立法過程への言及についてや委任立法をめぐる問題を始めとして,様々な論点からの検討がなされました。

 報告後,大脇先生からは「誰と誰の利害関係の対決か」を考えると面白いこと,村上先生からは何故法律ではなく施行規則に規定されたのか,また従来していたことを禁止することの問題についてお話がありました。

 初回は4年生4人のグループということもあり,時間も資料も少なかったとは思えないとても完成度の高い報告でした。3年生の発言も目立ち,良い滑り出しでした。次回からも,まずは「1日1発言」を目標に活発な議論ができたらと思います。(上田)

研究関連

授業関連

HDG

Links

Weblog

follow us in feedly follow us in feedly

Archives

Category

Blog Post

Comments

Trackbacks