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第8回 年金改革論(1)

ゼミも後半期に入りました。今回はこれまでの細かい話を踏まえ,現在の年金制度のどこに問題があり,どのような解決策が求められているのかを勉強しました。今回からゼミ生の方に司会を任せることにし,そのためか発言回数が増えたように思われました(原田大樹)。

《梶原報告》
『年金一元化の過程について』
〈もくじ〉
1、年金一元化とは
2、現行の年金制度の体系
3、年金一元化をめぐるこれまでの経緯
4、年金改革の主な論点
5、年金一元化のメリットと課題
6、考察
上に挙げたものの他に、一元化の具体案として与野党がそれぞれどのような考えを持っているかについて学んだ。「案の裏側には党利党略が見え隠れしている」というのが梶原君の主張だった。
〈議論〉
一元化のメリットとして年金制度の空洞化を抑止するとあるが、なぜ一元化することによって空洞化を抑止できるのかが分からない等、みんなたくさん質問していた。また、一元化することにより不利益を被る人はもっといるんじゃないか、という意見も出た。非常に活発な議論だった。
先生からは「テーマの的を絞って深めた方がもっと面白い」というアドバイスがあった。
〈感想〉
レジュメが分かりやすく、すっきりまとまっていました。最近の話題なだけに、新聞から引用が多く、資料集めは大変だっただろうなぁと思います。自分が新聞読まないだけに、尚更感心しました。また今回から司会も自分たちで行うようになり、さらにゼミっぽくなってきたなと感じました。みんな当てられなくても自分から手を挙げて発言するようになりました。授業も半分が過ぎて、個人個人の年金に関する知識が深まってきたことのあらわれだと思います。来週からもまた梅雨のいやな空気を吹き飛ばすようにがんばりたいです!(野村真弓)

(野田報告)
 野田くんの報告のテーマは、「年金一元化と衆参合同会議」についてであった。内容としては、
0.現在の年金制度の問題点 
1.衆参合同会議 
2.衆参合同会議における各党の主張の要点 
3.「年金改革」に関する最近の動き 
4.年金一元化に際して生じる問題 
5.結論 
であった。この報告では、各党の主張が端的に示されていて、自民党の主張、民主党の主張というように、それぞれの党の主張がわかる内容だった。また、先生からは各党の主張の背景について調べてみるとよいというアドバイスもあった。

(感想)
 今回のゼミから司会が生徒になり、より活発に議論が展開されていました。僕は、傍観しているだけでしたが・・・。ゼミも半分が過ぎ、またひとりひとりの成長(?)もあり、白熱したゼミになったなあと思います。近くコンパもあるみたいなんで、ゼミ生の結束も強まれば、今以上に充実したゼミになるかもしれないなと思います。(佐々木一成)

石井真理子 | 2013/04/14 10:21

各政党の一元化に対する具体案について、最初は、党によってバラバラで何がなんだかわけがわかりませんでしたが、それぞれの案が出てくるにいたる背景(支持母体など)についての解説を聞いて、「なるほど!」と思いました。勿論、梶原君の言っていたように党利党略に結びつかない改革が理想的だし、また、そうあるべきだけれど、政党は支持母体があるからこそ活動できるのだろうから、現実的には難しそうです。

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