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第21回 論文構想報告(8)

今日の報告は「欠陥住宅」と「国立大学法人評価制度」でした。

「欠陥住宅」の報告では,前回の指摘を受けて行政法的な仕組みの記述が追加されていました。ただ,姉歯事件を受けての法改正で欠陥住宅がなくなるかについての議論が不足していたので,その部分を論文提出までに補充する必要がありそうです。

「国立大学法人評価制度」の報告では,なぜ法人評価に注目するのかという問題に質問が多く寄せられました。認証評価との違いや,法人評価の問題点について見通しのよい論文構成をすることが今後の課題となります。

第20回 論文構想報告(7)

今日の報告は,インターネットを通じる配信における著作権問題と,本の再販制度についてでした。

先週で,一回目の報告が全員終わり,今週から二回目の報告に入りました。一回目の報告では問題意識を明確にさせ,二回目は,構成,章立てに注意することが目的なため,質問も構成に集中しました。

最後の先生のコメントでは,論文の一般的な構成,はじめにとおわりに何を書くべきか,について教えてくださいました。はじめにでは,①論文になぜそのテーマを選んだのか,②どういった方法で説明するのか③論文構成の説明の三点を書くこと,,終わりにでは,①問題に対する自分なりの答え,②論文で未解決の問題点の指摘を書くことことが望ましいとのことでした。注意点としては,終わりにの①は,既に述べていたことをまとめるものであり,終わりにで初めて自分の意見を述べるのではない,ということでした。

自分の論文を思い出すと上記を満たしていませんでした…。なので,発表までに書き直したいと思います。(ぱにっく)

第19回 論文構想報告(6)

今日のテーマは「延命治療」と「ホームレス問題」でした。

「延命治療」の報告では,尊厳死や終末期医療の現状や法的問題点についてが中心となりました。報告者の立場ははっきりしていましたが,反対する立場の意見を理解した上で内在的に批判する視点にやや欠けたところがありました。

「ホームレス問題」の報告では,自立支援特別措置法の内容が扱われました。依拠する論文の質を評価した上で脚注に引用するという作業が今後必要となりそうです。

今日で1巡目の報告が終了しました。九大祭をはさんだ2巡目では,もくじを掲載してもらうことで論文全体の論理構成をゼミ生全員で議論することにしました。

第18回 論文構想報告(5)

今日の報告は,国立大学法人の評価制度と欠陥住宅についてでした。

テーマが欠陥住宅と聞いていたので,行政法を前面に押し出した論文を予想していましたが,欠陥住宅を購入した場合,訴訟でどのように消費者を救済するのか,という民法・民訴メインの論文でした。瑕疵担保や,請負など民法の用語が多くあり,私は瑕疵担保の内容を必死に思いだしていました。一方,国立大学法人評価制度は,評価制度の複雑さを問題点のひとつとして指摘されていましたが,それがよくわかる論文でした。ただ,評価の複雑さを評価制度を詳細な説明で示すのかどうか,考える必要があるように思いました。

今日の先生のアドバイスとして,問題の根源,起源を考えようというのがありました。(今回では,大学法人評価は,その起源であるアメリカで何故始まったのか??ということ) このような指摘は,今回が初めてではなく,何度もされてきました。しかし,いざ論文を書くとなると,しばしば触れるのを忘れてしまいがちなポイントです。新しい制度を作るための議論において,根本的な問題の議論が不足しているという指摘をしばしば目にするので,学生に限った話ではないのかもしれません。今日のように,何回も指摘を受けているのに,自分の論文に反映できていないことが私には多々あります。後期も折り返し地点に近づいていますが,少しでもレベルアップをしたいものです。

最後に,今日の報告では,一週目の報告が来週で終わることもあり,先生から二週目の報告に向けて論文執筆のアドバイスをくださいました。論文構成は三章~四章(多くても五章)でまとめ,構成の基本である問題提示をし,その後解決策を示すようにすることです。私は,この構成を考えるのが非常に苦手なのですが,今日の指摘を聞き,自分の論文の章構成が明らかにおかしいことを認識しました。一度書いてしまうと,削除や章構成の変更をためらってしまいますが,冷静に自分の論文を見つめ修正していきたいと思いました。(ぱにっく)

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