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第18回 論文構想報告(5)

今日の報告は,国立大学法人の評価制度と欠陥住宅についてでした。

テーマが欠陥住宅と聞いていたので,行政法を前面に押し出した論文を予想していましたが,欠陥住宅を購入した場合,訴訟でどのように消費者を救済するのか,という民法・民訴メインの論文でした。瑕疵担保や,請負など民法の用語が多くあり,私は瑕疵担保の内容を必死に思いだしていました。一方,国立大学法人評価制度は,評価制度の複雑さを問題点のひとつとして指摘されていましたが,それがよくわかる論文でした。ただ,評価の複雑さを評価制度を詳細な説明で示すのかどうか,考える必要があるように思いました。

今日の先生のアドバイスとして,問題の根源,起源を考えようというのがありました。(今回では,大学法人評価は,その起源であるアメリカで何故始まったのか??ということ) このような指摘は,今回が初めてではなく,何度もされてきました。しかし,いざ論文を書くとなると,しばしば触れるのを忘れてしまいがちなポイントです。新しい制度を作るための議論において,根本的な問題の議論が不足しているという指摘をしばしば目にするので,学生に限った話ではないのかもしれません。今日のように,何回も指摘を受けているのに,自分の論文に反映できていないことが私には多々あります。後期も折り返し地点に近づいていますが,少しでもレベルアップをしたいものです。

最後に,今日の報告では,一週目の報告が来週で終わることもあり,先生から二週目の報告に向けて論文執筆のアドバイスをくださいました。論文構成は三章~四章(多くても五章)でまとめ,構成の基本である問題提示をし,その後解決策を示すようにすることです。私は,この構成を考えるのが非常に苦手なのですが,今日の指摘を聞き,自分の論文の章構成が明らかにおかしいことを認識しました。一度書いてしまうと,削除や章構成の変更をためらってしまいますが,冷静に自分の論文を見つめ修正していきたいと思いました。(ぱにっく)

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