frontier

paco Home>授業関連>演習科目一覧(九州大学)>frontier

第13回 年金一元化・年金改革(4)

3ヶ月半にわたるゼミも最終回を迎えました。今回は2004年の年金改革や現在議論されている改革案に大きな影響を与えているスウェーデンの年金制度について勉強しました。短い期間ではありましたが,ゼミ生のみなさん1人1人の成長の過程に立ち会うことができました。法律学・政治学の勉強はまだ始まったばかりですが,この先もそれぞれの大きな目標に向かって前進してくれることを期待しています(原田大樹)。

《斉藤報告》
「年金改革」
〈もくじ〉
1、年金与野党会議(衆参合同会議)
2、各党政策
3、各党の政策から見る年金改革の方向性
4、スウェーデンの年金改革
5、考察
 今回の報告では今までにも見てきた衆参合同会議に加え、スウェーデンの年金改革についても勉強した。スウェーデンは高齢化・経済マイナス成長などの背景を抱えていて、日本と似た状況にあるにもかかわらず、年金改革に成功したということだ。民主党案もこれを参考にしているらしい。
〈議論〉
 各党案の説明に対する質問が出ていた。また、みなし保険料資産についての質問もあった。今回は比較的質問や意見が少なかった気がする。
 斉藤君の主張は、「制度以上に自分たちの目先だけの利益にとわられずに長期的に機能できる制度を作ろうというスウェーデンの年金改革に向けた明確な意識こそ真似しなければならない」というものだった。
 先生は、どうしてスウェーデンの年金改革が成功したのかを考えてみるといい、と提案されていた。
〈感想〉
 今回までこうして年金問題に関してその解決策を考えてきたが、その度に他の社会問題という壁にぶつかったように思う。そして今の日本は本当に様々な問題を抱えているんだとあらためて実感した。
 これからの日本は人口の減少と少子高齢化という過去の歴史上どこの国も経験してこなかった未知の領域に足を踏み入れることになる。従って、歴史を参考にも出来ないし、もちろん現在使われている制度では対応できなくなること必然だ。そういう時代に生きる私たちは、自分たちで未来を開拓していかなければならない。
 政策として何が良くて、何が悪いのか。そんなものは実際やってみなければわからない。政策や改革は結果が出てはじめてそれが正しかったのか間違っていたのかが分かるものである。しかしながら、とりあえずやってみる、ということが出来ないから社会問題は難しいのだ。そんな中で私たちに出来ることはあるのだろうか、どうすべきなのか、と私はしばしば悩まされる。
 ……なんか出口の見えない迷路に入り込みそうになってしまったので、もどってきましたっ!(笑)とにかく、これまでのゼミを通して私は色々なことを考えさせられました。たぶん他のゼミ生もそうだと思います。私たちが自分たちの未来のために何をすべきか、その答えは出ていないけれど、今は目の前にあるやるべきことをきちんと一つ一つこなしていくことが大切なんじゃなかなぁと思います。
 最後になりましたが、皆さん年金はちゃんと払いましょうね☆★☆★(野村真弓)

第12回 年金一元化・年金改革(3)

今回は年金一元化の問題と,保険料未納問題をとりあげました。次第に問題の中核がクリアになってきたような気がします(原田大樹)。

《佐々木報告》
「年金一元化の方法(年金の未来像)」
〈もくじ〉
1、年金一元化とは?
2、年金一元化の歩み
3、自民党・民主党・共産党の年金制度改革案
4、年金の未来像
5、考察
今回の佐々木君の報告では高齢者の雇用促進という、今までになかった提案がなされていた。
《辻報告》
「年金の強制徴収」
〈もくじ〉
1、強制徴収とは
2、強制徴収の実施状況と問題点・原因
3、政府の対策
4、強制徴収の影
5、考察
強制徴収は今までゼミでは扱ってこなかった論点だ。今回は、強制徴収の難しさや問題点について学んだ。

〈議論〉
 佐々木君に対しては、各党案の説明への質問やポイント制への質問がされていた。報告者の主張は、年金は目的税化するのがいいのではないか、と明確だった。また上にも書いたが高齢者の社会進出を促し、高齢者の所得そのものを増やすという考え方は、画期的だ。
 辻さんの報告については、用語の説明(EX.督促状と最終催告状など)が質問されていた。また未納の原因については年金への不信感・不安感だというのが報告者の主張であり、年金一元化に対しては、全てが税方式になるのは望ましくない、ということだった。
 今回の議論では実体験を踏まえた意見なども飛び出し、これらの議題がいかに私たちに密接なものであるかを再認識させ、同時にその理解もしやすくなったのではないかな、と思う。

〈感想〉
 年金一元化の問題はもう何度も議題に上がっているけれど、報告者はそれぞれ多種多様の意見を持っていて、聞いていて面白いです。強制徴収も、年金不信というのが大きなネックとなっていて、やはりそれを解消しない限り、未納率を引き下げるのは難しいという意見には私も同感です。未来のために、私たちが今すべきことをもう一度考え直さなければ、と肝に命じました。
 いよいよ次回は最終回。シメにふさわしいゼミになりように、皆さん気合を入れましょう!!(野村真弓)

第11回 年金と世代間負担の均衡

今日は年金一元化論から少し離れて,少子化問題や年金の税財源化の問題について勉強しました。いずれも重要論点ですので,論文までのブラッシュアップの作業はかなり大変そうです(原田大樹)。

《竹之内報告》「年金と世代間の不均衡」
〈もくじ〉
1、年金制度における世代間の給付と負担の関係について
2、不均衡が生じる原因・背景
3、世代間格差に対するとらえ方
4、考察
今回は少子高齢化の問題が中心であった。
〈議論〉
上にも書いたように議論の中心も少子高齢化問題にあった。報告者の主張が「社会保障の予算をもっと子供側に当てるべきだ」としっかりしていたので、そのことに対して、その予算はどこから持ってくるのか?などの質問が出ていた。最後に先生から少子高齢化の対策を3つほど補足していただいた。
〈感想〉
今回は年金問題から少子高齢化問題にテーマが発展し、さまざまな社会問題は密接につながっているんだということを改めて実感した。竹之内さんの報告でこのままの状態だと21世紀半ばには2人に1人が65歳以上になると聞かされ、数字で表されると妙にリアルで、ほんとに日本大丈夫か!?とかなり不安になってしまった。年金きちんともらえるのかなぁ…。先生のお話の中にパラサイトシングルが出てきたが、「自分の将来の夫の収入と自分の父親の収入を比較して、父親の収入の方が大きいから、結婚しない」と言う女性の考え方は確かにそうだと思った。というか、私自身の考えに思い当たる節があり、ゼミ中に思わず笑ってしまったくらいだ。結婚することで現在の生活レベルを下げたくはありません、というのが世の女性の正直ところだと思う。(あくまで私はそう思うってだけで、何の根拠もないんですけどね)自己中といえばそうなんだろうけど、だけどやっぱり生活していく上でお金って必要なものですよね?特に子供のこと考えれば、愛さえあれば…!ってわけにはいかないでしょ、きっと。・・・っと、話が明後日の方向に進んでしまった。(でもまぁ、感想だしいっか♪・笑)私にはどうも、社会のことを第一に考えるような一般意志を持つのは難しいみたいです。(野村真弓)

第10回 年金一元化・年金改革(2)

今回は,年金に関係する政治家や中央省庁の利害関係の問題や,年金改革のあり方について議論しました。今回も1日1発言が達成できました(原田大樹)。

《中柴報告》
『年金をめぐる政治家・官庁の利権』
〈もくじ〉
1、年金の歴史
2、年金の運用について
3、議員年金
4、考察
中柴君は出来上がった時点での年金制度自体に問題があるというよりも、むしろ時間の経過に伴う社会の変化(デフレなど)に対する制度の見直しを怠ったことに問題があるのではないかと主張していた。また官僚や政治家が悪いことを出来ないよう、法律を作って規制をかけたり、監査委員を設置するなどの対策を模索していた。
〈議論〉
主な論点は
・2001年以降の年金の運用に対する質問
・議員年金について(政治家は優遇されているのか否か。政治家は退職金がないので その代わりとして年金が支給されるならば、優遇だとはいえないのではないか、という意見も。)
・「官僚や政治家が悪いことを出来ないよう、法律を作って規制をかけたり、監査委員を設置する」とあるが、法律や政策の作成はそのような政治家や官僚たちが行うのに、どうやって規制するのか?自分たちの都合の悪い法律は作らないのでは?
などである。
今回の議論は官僚や政治家の悪事をどうやって規制するか、みんなで考えた。(オンブズマンなどの意見が出た)また、質問に対して報告者だけでなくゼミ生が答える場面もあり、なかなか濃密な議論だった。
〈感想〉
「社会の変化に伴って制度を変えていく必要がある」という中柴君の今回の主張だが、確かにそのとおりだと改めて思った。このことはものすごく当たり前のことだけど、ゼミで「年金制度の○○が問題だ!」など、細かいことばかり考えてきていたせいか、大まかな流れにおける大前提を見失っている自分に気が付いた。今、この時代の年金制度としては何が必要なのか、そこから改善策を打ち立てなければ…!また、先生は中柴君の週刊誌などにだまされていない視点が◎と褒めていらっしゃった。私は結構情報を鵜呑みにしてしまうので、気をつけなければなぁと思った。(野村真弓)

(報告)
 藤田さんの報告は「年金一元化と衆参合同会議」であった。内容としては、
1.年金一元化の取り入られた背景
2.年金一元化のあゆみ
3.今後の更なる年金一元化の意義
4.衆参合同会議とさまざまな年金一元化案
5.年金一元化の弊害 
6.考察
であった。今回の報告のテーマは以前取り上げられたこともあり、一元化の意義と弊害に重きを置いていた。特に納税者番号制度にも代表されるように自営業者の所得の正確な捕捉が難しく、一元化に待ったをかけている部分があり、年金不信からも来る年金未納の問題もそれに拍車をかけているということであった。

(感想)
 年金一元化の話は、各自がテーマに掲げる論点の中で一番人気ということもあり、内容が重複しているところがありながらも、個性というか自分の論点をきちんと押し出しているところがあった。僕自身、年金一元化の方法というテーマを取り上げて報告をしなくちゃいけないので、見習うべきところだと思う。というより、今回の報告も含めて一元化の発表で残されている勉強すべきポイントを見つけるのが何というか厄介だなと、難しいなと思う。個人的な話ですけど。(佐々木一成)

第9回 年金の信頼性

ゼミ報告も今回で半分を過ぎました。今回は年金不信や年金制度のわかりにくさの問題について勉強しました。後ろに行くほどテーマに類似性が高いので,同じような話が何度も出てくることになると思います。ある程度年金に関する知識がついて,年金のあり方についていろいろな立場から討論することができるようになるとよいですね。(原田大樹)

《粟井報告》
『年金制度の分かりやすさ』
〈もくじ〉
1、年金制度の法定
2、年金制度の複雑化
3、考察
〈議論〉
『年金を分かりやすくすることも大事だが、一人一人が年金に興味を持ち、自ら分かろうとすることも大切だと感じた』というのが粟井君の主張だった。しかし「国民が自ら分かろうとすることも大切だけれども、制度的な改善は望めないのか」という指摘があり、やはり一元化ではないかと報告者は答えていた。また、侵害留保理論への質問もあった。難しい質問が多かった。
〈感想〉
粟井君は社会保険庁に自ら出向いて質問したそうだ。えらいと思った。先生もその点を褒めていらっしゃった。しかし、今回の粟井君の場合が例外的で、ほとんどの場合行政の対応はあまり親切でないといわれているらしい。なぜ親切でないのか疑問に思った。行政の方は仕事の合間に窓口で市民の質問に答えているのだろうか?だとしたら、対応がおろそかになるのもしかたないとは思うけれど、窓口業務が仕事として割り当てられているのなら、不親切な対応は問題だと思う。国民の払ったお金で行政は仕事を行っているのだから、興味を持って質問に来た人にくらいは親切な対応をして欲しいものだ。最近では上から指導がいっているという話も聞くので、改善の余地は大いに見込めると思う。
ゼミも後半に入り、資料を探してもなかなか答えが載っていない質問も増えてきたように思う。もっと頭を使って考えなければなぁ。。。(野村真弓)

(報告)
 田邉さんの報告は「年金不信について」であった。内容としては、
1.年金不信の高まり
2.社会的背景と年金制度
3.年金運用について
4.おわりに
であった。現在の年金制度には積立方式と賦課方式があること、また年金運用のことなど、ゼミの中で今まで取り上げられなかったような論点が出された。各メディアでも目にしたグリーンピア問題・住宅融資業務問題・議員の年金未納問題など年金制度に対しての不信に関する事実関係がより明確になったように思われた。

(感想)
 ニュースでも耳にしたことがあった内容であったので、非常に興味深くゼミを受講していました。この報告の中では、理解するのが難しい部分もあって、頭を良く使った気がします。普段は錆びついていることが多いもの・・・。ついこの間国民年金の申請をしてきたけれど、昔なら何も知らず義務やしなあと思って支払うつもりだったのが、幸か不幸かいろいろ勉強してしまったせいで、僕自身が年金不信に陥っているようにも思えます。ちゃんともらえるんでしょうか・・・。(佐々木一成)

第8回 年金改革論(1)

ゼミも後半期に入りました。今回はこれまでの細かい話を踏まえ,現在の年金制度のどこに問題があり,どのような解決策が求められているのかを勉強しました。今回からゼミ生の方に司会を任せることにし,そのためか発言回数が増えたように思われました(原田大樹)。

《梶原報告》
『年金一元化の過程について』
〈もくじ〉
1、年金一元化とは
2、現行の年金制度の体系
3、年金一元化をめぐるこれまでの経緯
4、年金改革の主な論点
5、年金一元化のメリットと課題
6、考察
上に挙げたものの他に、一元化の具体案として与野党がそれぞれどのような考えを持っているかについて学んだ。「案の裏側には党利党略が見え隠れしている」というのが梶原君の主張だった。
〈議論〉
一元化のメリットとして年金制度の空洞化を抑止するとあるが、なぜ一元化することによって空洞化を抑止できるのかが分からない等、みんなたくさん質問していた。また、一元化することにより不利益を被る人はもっといるんじゃないか、という意見も出た。非常に活発な議論だった。
先生からは「テーマの的を絞って深めた方がもっと面白い」というアドバイスがあった。
〈感想〉
レジュメが分かりやすく、すっきりまとまっていました。最近の話題なだけに、新聞から引用が多く、資料集めは大変だっただろうなぁと思います。自分が新聞読まないだけに、尚更感心しました。また今回から司会も自分たちで行うようになり、さらにゼミっぽくなってきたなと感じました。みんな当てられなくても自分から手を挙げて発言するようになりました。授業も半分が過ぎて、個人個人の年金に関する知識が深まってきたことのあらわれだと思います。来週からもまた梅雨のいやな空気を吹き飛ばすようにがんばりたいです!(野村真弓)

(野田報告)
 野田くんの報告のテーマは、「年金一元化と衆参合同会議」についてであった。内容としては、
0.現在の年金制度の問題点 
1.衆参合同会議 
2.衆参合同会議における各党の主張の要点 
3.「年金改革」に関する最近の動き 
4.年金一元化に際して生じる問題 
5.結論 
であった。この報告では、各党の主張が端的に示されていて、自民党の主張、民主党の主張というように、それぞれの党の主張がわかる内容だった。また、先生からは各党の主張の背景について調べてみるとよいというアドバイスもあった。

(感想)
 今回のゼミから司会が生徒になり、より活発に議論が展開されていました。僕は、傍観しているだけでしたが・・・。ゼミも半分が過ぎ、またひとりひとりの成長(?)もあり、白熱したゼミになったなあと思います。近くコンパもあるみたいなんで、ゼミ生の結束も強まれば、今以上に充実したゼミになるかもしれないなと思います。(佐々木一成)

第7回 国民年金の現状と課題

ゼミも今回で半分が過ぎました。今回は再び基礎年金に戻って,三号被保険者問題と障害・遺族年金の問題について勉強しました。今日は特別ゲストとして中泉君(総務省)にお越し頂き,国家公務員の仕事についてインタビューしました(原田大樹)。

(中川報告)
 中川さんの報告は、「第3号被保険者問題」についてであった。内容としては、
1.第3号被保険者とは 
2.第3号被保険者制度への疑問 
3.女性と年金の問題
4.今後の制度作り
の4点である。国民年金の第2号被保険者である公務員やサラリーマンに扶養されている配偶者の問題で、特に専業主婦の年金問題と言ってもよい。現行の年金制度においては、特例として保護・優遇されており、負担なく年金が給付されていることが問題ではないかということである。また、女性の社会進出への足かせとなっているのではないかという問題点が出された。

(野村報告)
 野村さんの報告は、「障害年金と遺族年金」についてであった。内容としては、
1.障害年金とは 
2.給付条件と給付水準 
3.遺族年金とは 
4.給付条件と給付水準 
5.現在の問題点
の5点である。怪我や病気により障害が残った時に給付される障害年金と年金の被保険者が死亡した場合に給付される遺族年金について理解を深めた。制度自体が複雑なため、理解するのがとても難しく、これを簡略化するにはどうすればよいかという問題点が提起された。また、今回の報告において、初めて黒板を用いた発表が行なわれ、わかりやすい報告をするための新たな可能性が広がった。

(感想)
 今回は、黒板が用いられた発表もあり、非常に分かりやすかった気がしました。年金の問題が女性の社会進出の問題にもつながるという点からも、ゼミ中に原田先生のほうから指摘があったように、「ただ報告して理解が深まりました」というような学習姿勢から、「現在の社会への問題提起やその解決策の案を考えていく」というように、もっと突っ込んだところまで掘っていくような学習姿勢へと転換しなければならないなと思いました。大学生の学習姿勢というものを2年生になった今、分かってきたような気がします(佐々木一成)。

第6回 厚生年金・共済年金

報告2回目となる今回は,年金の2階部分・3階部分である厚生年金・共済年金・企業年金について勉強しました。今日は時間的に余裕があったのでかなり多くのゼミ生に発言していただきました。(原田大樹)

《田代報告》
『厚生年金加入法人の減少問題』
〈もくじ〉
1、厚生年金加入法人減少象問題とは?
2、現在の年金制度
3、厚生年金加入法人の減少問題の疑問点
4、厚生年金被保険者減少の影響
5、解決策
〈議論〉
今回は時間がかなりあったので、みんな分からないところをじゃんじゃん質問していました。
・厚生年金は強制加入なのに脱退する企業が増えてきているとはどういうことなのか?簡単に脱退できるのか?
 →倒産した、とウソの届出をしているらしいです。しかも社員に黙ってそういうことをして、不当に保険料から利益を得ている会社もあるとか。
・社長は何年金?→会社から給料もらってるので、日本では厚生年金だそうです。
・なんで年金は分かれているの?合理性は?
 →合理性はないそうです。年金の歴史を学びました。
・70歳未満は必ず被保険者って、65歳以上は払って、もらってんの??などなど
いっぱい質問が出て、ほとんどの人が1回は発言していました。盛り上がりました。
〈感想〉
面白い議題だったと思います。レジュメも分かりやすくて、問題点も把握しやすかったです。先生はゼミ論文のことを念頭において、田代さんに難しいことをおっしゃっていて「自分のときもあんなふうに難しいこと言われるんだろうか」と正直、臆してしまいました。しかし、今回のように議論の時間がたくさんあると、さながら‘ゼミ’って感じで楽しいかったです。なんだか少し年金について分かってきたような、分からないような…という感じです。でも、少なくとも、4月の時点よりは皆さん年金について興味を持っているように思えました。これからの議論が楽しみです。(野村真弓)

(報告)
 堤君の報告は、「年金問題の職域加算について」であった。内容としては、日本の公的年金制度について・職域加算の問題点とその背景についてである。そもそも、職域加算とは、公務員や特定独立行政法人の職員などに給付される年金の一部(3階部分)のことであるのだが、これが年金給付の際に官民の間に格差を生み出すことになってしまうのだ。この問題を深く掘り下げてくれたのが今回の報告であった。また、この報告時に説明された「企業年金」について、「国家公務員と地方公務員の給与額」についての2点で熱い議論が繰り広げられた。

(感想)
 前回と同じように、今回の報告も非常によくまとめられていたので、正直ヤバイと感じました。ああ、7月あたりに報告する僕はどれだけきちんと調べて完成度を高めなけりゃならんのかと。レジュメについては不安がいっぱいだけど、ゼミの進行には慣れてきたつもりです。今度は、ちゃんと手を挙げて発表できればなと思います(小学生みたい)。(佐々木一成)

第5回 年金の被保険者資格

初回のゼミ報告は,国民年金の被保険者資格に関するものでした。国籍条項と学生無年金国家賠償訴訟を通して,年金を受領するための基礎資格と,立法の不作為の問題を勉強しました(原田大樹)。

(中村報告)
年金保険の被保険者資格と外国人
〈もくじ〉
1、在日外国人の無年金状態
2、無年金状態の背景
3、在日外国人障害者無年金訴訟
4、無年金在日外国人への行政の対応
5、これから行政がとるべき対応
〈議論〉
未予習のため議論は無かった。質問として、納付期間の短縮とカラ期間などの説明があった。今回の報告では「国民」の概念がポイントとなり問題が発生しているそうだ。また、現在の国民年金法では日本に住所がある人なら誰でも年金を受け取る権利が発生する、ということだった。
〈感想〉
部分部分難しいところもあったけど、話の流れなども洗練されていて、全体的に分かりやすい報告でとっても良かった。正直感心したし、感動した。先生も「主張が明確でとっても良い」とほめていらっしゃった。一方で、自分がこんな風に報告できるのかと、かなりプレッシャーを感じてしまった…。がんばろうと思った。(野村真弓)

(平井報告)
平井さんの報告は、「学生無年金訴訟について」であった。内容としては、1.学生無年金障害者とは 2.国民年金制度の歴史 3.訴訟 4.判決を受けて の4
点である。今回の報告の中での訴訟、障害基礎年金不支給決定取消等請求事件(東京地裁2004年3月24日判時1852号3頁)は、憲法14条違反、立法の不作為などを認めた、大変稀な判例であり、この判例を学べたことは貴重な経験となった。年金を受領するための資格(受領できるかどうか、いくら受領できるかと裁定には二段階ある)、立法の不作為の2点が主に学んだことである。また、平井さんの報告は正確で非常に優れたものだった。
[感想]
個人的な感想としては、原田ゼミの最初の報告でここまで完成度の高い報告を提供されたら、後に控えている(僕自身もだが)一人一人にかかるプレッシャーは大きいよなあと感じた。正直、かる~い失敗とかをしてくれていたら、「よし、俺もやってやるか!」的なノリにもなったかもしれない。(中村さん、平井さん、ごめんなさい。)それくらい、素晴らしいものでした。今回の報告を機に、僕ももう少し大学生らしく(?)勉学に勤しまなければと思った次第であります。(佐々木一成)

第4回 年金問題に学ぶ行政法入門(2)・社会保障法入門

サブゼミにもかかわらず多くのゼミ生にご参加いただきました。行政法と社会保障法の入門的な知識は(かなり無理をしましたが)前回と今回でほぼ紹介できたと思います。この後のゼミ報告・討論の中で,こうした知識を再確認しつつ深めていければよいと思います。
法律学は中学校や高校でいう「公民」の「政治分野」のさらに狭い部分を何十にも縦割りにしている学問です。そのため行政法・社会保障法の勉強をすると必ず他の科目(とくに憲法・民法・民事訴訟法など)の知識が出てきます。そのときに一緒にこうした他分野の本も読んで理解を深めておくと,効率よく勉強することができると思います。是非復習をお願いします。

第3回 年金問題に学ぶ行政法入門(1)

年金に関連する具体的な問題をとりあげながら,行政法に少しずつ親しんでいくコンセプトでしたが,当初の予想通り1回ではおさまらず,次回(明日)に一部は持ち越しとなりました。

第2回 法律学(再)入門・ゼミ報告の方法

法律学を学ぶ上では,全体像をつかむことと,つねに理由を考えることがとても大切です。今回の前半では,この二つをより具体的に感じてもらうため,憲法(総論)を素材に,これまで学んだ法律科目のもっていた意味を再確認しました。後半はゼミ報告に向けて,法律・判決の読み方,文献註の形式を実習形式で確認し,最後に法学部の図書館(文系合同図書室)の見学をしました。情報収集の方法やレジュメ・論文の書き方は一斉に説明するには向かないので,今後のゼミ報告・論文執筆の際に個別にサポートしたいと考えています。

第1回 イントロダクション

はじめにゼミ生の方に自己紹介をお願いした後,この半年間で目指すこのゼミの最終目標(コンセプト)についてお話ししました。ハードな半年間になるかもしれませんが,この機会にみなさんが法律学の勉強方法を身につけて法学部で学んでいることが実感できるようになるよう,最大限の努力をしたいと思います。

研究関連

授業関連

HDG

Links

Weblog

Archives

Category

Blog Post

Comments

Trackbacks