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第12回 年金一元化・年金改革(3)

今回は年金一元化の問題と,保険料未納問題をとりあげました。次第に問題の中核がクリアになってきたような気がします(原田大樹)。

《佐々木報告》
「年金一元化の方法(年金の未来像)」
〈もくじ〉
1、年金一元化とは?
2、年金一元化の歩み
3、自民党・民主党・共産党の年金制度改革案
4、年金の未来像
5、考察
今回の佐々木君の報告では高齢者の雇用促進という、今までになかった提案がなされていた。
《辻報告》
「年金の強制徴収」
〈もくじ〉
1、強制徴収とは
2、強制徴収の実施状況と問題点・原因
3、政府の対策
4、強制徴収の影
5、考察
強制徴収は今までゼミでは扱ってこなかった論点だ。今回は、強制徴収の難しさや問題点について学んだ。

〈議論〉
 佐々木君に対しては、各党案の説明への質問やポイント制への質問がされていた。報告者の主張は、年金は目的税化するのがいいのではないか、と明確だった。また上にも書いたが高齢者の社会進出を促し、高齢者の所得そのものを増やすという考え方は、画期的だ。
 辻さんの報告については、用語の説明(EX.督促状と最終催告状など)が質問されていた。また未納の原因については年金への不信感・不安感だというのが報告者の主張であり、年金一元化に対しては、全てが税方式になるのは望ましくない、ということだった。
 今回の議論では実体験を踏まえた意見なども飛び出し、これらの議題がいかに私たちに密接なものであるかを再認識させ、同時にその理解もしやすくなったのではないかな、と思う。

〈感想〉
 年金一元化の問題はもう何度も議題に上がっているけれど、報告者はそれぞれ多種多様の意見を持っていて、聞いていて面白いです。強制徴収も、年金不信というのが大きなネックとなっていて、やはりそれを解消しない限り、未納率を引き下げるのは難しいという意見には私も同感です。未来のために、私たちが今すべきことをもう一度考え直さなければ、と肝に命じました。
 いよいよ次回は最終回。シメにふさわしいゼミになりように、皆さん気合を入れましょう!!(野村真弓)

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