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paco Home>授業関連>演習科目一覧(九州大学)>frontier>2006年12月

第22回 美術館・文化行政

美術館の報告では,前回質問で出ていた「学芸員」の仕事の問題と,指定管理者制度の問題が取り上げられました。最終的な論文の方向性がまだ見えにくい内容だったので,今後はこれらの論点を咀嚼して主張をうまくまとめていくことが必要なようです。
文化行政の報告では,先進的な事例としていくつかの自治体の取組が紹介されました。まだ自分の意見が正面から出ていないので,論文提出までにオリジナリティを高めることが課題となります。

第21回 電波行政・市場化テスト

市場化テストの報告では,公共サービス改革法の分析の不足が指摘されました。内容の上でもまた理論的な説明としても詰められていない点が多いので,そうした問題点を1つでも捉えて突っ込んだ分析をするとよいと思います。
電波行政の報告では,放送・通信二元論の崩壊を受け,現在の放送における規制のあり方をどう考えるべきなのか,またそもそも電波は誰のものと考えるべきかが報告の中心となりました。日本社会におけるテレビの位置づけの特殊性にも配慮して,新たな規制システムとしてどのようなものが望ましいかを考えることが必要との指摘がなされました。

第20回 格差社会・生活保護

格差社会の報告では,格差が存在しそれが固定化しているところに問題があるとした上で,どのような教育の環境整備を行えばよいかに議論の中心が移りました。とくにフィンランドの教育のあり方に,ゼミ生の関心が集まりました。
生活保護の報告では,いわゆる水際作戦の問題と不適切受給の問題が取り上げられました。行政手続法が定めているルールとの関係で生活保護の現状をどう分析すればよいのかが今後の課題となりそうです。

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