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第3回 理由の提示

今回の報告は,「理由の提示」をテーマに「一級建築士免許取消事件」が取り上げられました。

報告では,「理由の提示の程度」という点を中心に本判決の判断の是非について私見が述べられました。報告後は,本判決の射程や理由の提示を厳格に求めることの是非について議論しました。

大脇先生からは,手続きの重要性を強調することがシステムの瓦解を防ぐうえでとても重要な意味合いを持っていることを教えていただき,行政裁量を広範に認めることの危険性について考えを深めることができました。

今回の報告は,私見や報告者が議論を深めたい点が明確に示されており,報告後の充実した議論に繋がっていたように感じました。自分の報告回の参考にしようと思います。(古瀬)

第2回 専門技術的裁量

今年度から広報委員を務めます,3年生の大久保です。よろしくお願いします。

今回の報告は,「専門技術的裁量」をテーマに,「伊方原発訴訟」が取り上げられました。

報告では,本判決において,裁量が認められる根拠や司法審査の密度及び手法が分析されたのち,福島第一原発事故を受けて改正された新規制法下でも本判決の枠組みを採用できるかについて報告者の私見が述べられました。

大脇先生からは,司法審査には「手法(判断代置審査,判断過程審査,社会観念審査)」と「密度」の2つの軸があり,一見手法が変わっているようでも,実は密度が変わっているだけの事例があることを説明していただきました。

今回の報告は,規制法が変わる前後に応じて参考文献も使い分けており,細かいところまで意識できている良い報告だったと思います。次回以降の報告にも期待しています。(大久保)

第1回 医薬品ネット販売事件

今年度から広報委員を務めます,3年生の古瀬です。よろしくお願いします。

今年度最初の報告は,「委任立法の限界」をテーマに「医薬品ネット販売権確認訴訟」が取り上げられました。

報告では,「授権趣旨の明確性」の基準が示された理由について,本判決と令和2年のふるさと納税に係る総務省告示に関する最高裁判決を比較する形で報告者の私見が述べられました。

大脇先生からは,本判決の「立法過程における議論をしんしゃくした上で」という部分について,裁判所が国の規制に対して厳しい姿勢をとっていることが表れていると説明していただきました。

今回は形式面に対する指摘が4年生,院生からしか出なかったので,3年生も内容面だけでなく形式面についても指摘しあえるようになっていきたいと思います。(古瀬)

第20回 ゼミ論文発表会

今年度最後のゼミが行われました。今回はゼミ論文について,簡単な概要と,執筆にあたってできたこと,できなかったことについての報告が行われました。大脇先生からは,今年度は人数が少なかった代わりに,一人一人が時間をかけて調査・報告ができた有意義なゼミであったと評価していただきました。

今年度は,前期に判例報告を行い,後期はゼミ論文の執筆を行いました。昨年度と異なり一人で判例報告,質疑への応答を行ったため大変でしたが,自分ひとりで考え書く力が養われたと思います。

私を含めた4年生4人は今年度で卒業です。ゼミの活動で養った,書く力や考える力を次のステージでも活かそうと思います。ゼミを開講してくださった大脇先生,ありがとうございました。(井上)

第19回 ゼミ論文構想報告

今回も,ゼミ論文の進捗報告が行われました。報告者とテーマは以下の通りです。

「予防接種事故による被害者の救済の在り方について(財満)」

今回は,新型インフルエンザ等対策特別措置法について,インフルエンザの対策を規定した本法が,新型コロナウイルスの流行に対応するためどのような改正がされたのかという説明を中心に報告が行われました。

今回で全員の個人報告が終わりました。今年は人数こそ少なかったですが,積極的な質問のおかげで議論が盛り上がりました。ゼミ論文を微修正して次回の全体報告に備えたいと思います。(井上)

第18回 ゼミ論文構想報告

今回も,ゼミ論文の進捗報告が行われました。報告者とテーマは以下の通りです。

「協定の諸問題と限界(加藤)」

今回の報告では,改めて公害防止協定と建築協定の違いを説明し,行政の協定違反に対して住民側に有効な手段がないことを指摘していました。

次回で個人の報告は最後となり,その後質疑応答を経てゼミ論文の報告を行います。1年間あっという間でしたが,最後まで一生懸命頑張ろうと思います。(井上)

第17回 ゼミ論文構想報告

今回も,ゼミ論文の進捗報告が行われました。報告者とテーマは以下の通りです。

「公務員の懲戒処分に対する裁量審査の在り方(村瀬)」,「警察活動と法(井上)」

今週までゼミ見学が行われました。先週と比べると見学者は少なかったですが,興味を持ったのか長く見てくれた人がいてよかったです。

今回は私も発表しましたが,ゼミ生や大脇先生から質問や意見を頂き,参考になりました。冬期休暇の間により良いゼミ論文に仕上げたいと思います。(井上)

第16回 ゼミ論文構想報告

今回も,ゼミ論文の進捗報告が行われました。報告者とテーマは以下の通りです。

「予防接種事故による被害者の救済(財満)」,「情報公開制度と公務員等の氏名について(木村)」

今週からゼミ見学が始まりました。木村君がゼミ紹介の配布資料を作成してくれたおかげか,かなり多くの学生が長い時間見てくれました。来週もゼミ見学が行われるので,今週ゼミ見学に来ることができなかった人にも是非来てほしいです。(井上)

第15回 ゼミ論文構想報告

今回も,ゼミ論文の進捗報告が行われました。報告者とテーマは以下の通りです。
 
「協定の諸問題と限界(加藤)」
 
協定の法的効果の限界について判例を挙げて説明してもらいましたが,事例が福岡県で起きた事例だったので親近感がわきました。
来週からはゼミ見学が始まります。今年は3年生が一人しかいないので沢山の見学者が来てくれたらいいなと思います。(井上)

第14回 ゼミ論文構想報告

今回も,ゼミ論文の進捗報告が行われました。報告者とテーマは以下の通りです。

「警察による規制と法(井上)」

今回は私一人での発表なので緊張しましたが,無事に終わってよかったです。
大脇先生の助言やゼミ生の質問のおかげで,改善箇所が多く見つかりました。これまでの報告を活かし,3回目の報告までにより質の高いゼミ論文を目指そうと思います。(井上)

第13回 ゼミ論文構想報告

今回も,ゼミ論文の進捗報告が行われました。報告者とテーマは以下の通りです。

「予防接種事故による被害者の救済(財満)」,「情報公開制度と公務員等の氏名(木村)」,「公務員の懲戒処分に対する裁量審査の在り方(村瀬)」

私が入学した時に新型コロナウイルスが大流行したため,予防接種は非常に身近なテーマだと思います。私も,ゼミ論文を興味深いと思ってもらえるように近年の傾向等をしっかり調べようと思いました。(井上)

第12回 ゼミ論文構想報告

前回に引き続き,ゼミ論文の進捗報告が行われました。今回の報告者とテーマは以下の通りです。

「警察による規制と法(井上)」,「協定の諸問題と限界(加藤)」

協定は,公害防止協定や建築協定などでその名前を聞くことがありますが,協定自体についてはよく知らなかったため,面白いテーマだと感じました。大脇先生からの助言や他のゼミ生からの質問を参考にして,より良いゼミ論文にしようと思います。(井上)

第11回 ゼミ論文構想報告

今回は,ゼミ論文の進捗報告が行われました。今回の報告者とテーマは以下の通りです。

「情報公開制度と公務員等の氏名(木村)」,「公務員の懲戒処分に対する裁量審査の在り方(村瀬)」

情報公開制度は,現在福岡県の田川市でも問題になっているため,話題性があり面白いテーマだと思いました。今回の二名の進捗報告は方向性がしっかり決まっており,いい刺激になりました。来週は私も報告を行うのでそれまでにきちんと調査しようと思います。(井上)

第10回 規制権限の不行使

今回の報告では,「規制権限の不行使」をテーマに,「泉南アスベスト事件」についての報告が行われました。今回の事例では,行政庁の不作為が国家賠償法1条1項における違法となるかどうかが問題となりました。報告では,規制権限不行使の責任を否定する反射的利益論・行政便宜主義や,行政庁に作為義務を付与する裁量権消極的濫用論・裁量収縮論についての説明が行われました。

大脇先生からは,裁判所は固定的な判断枠組みにとらわれないようにするため裁量権消極濫用論を採用しながらも,裁量収縮論の判断枠組みを一部利用していると説明していただきました。

今回のゼミでは大雨の影響で登校できない学生もいたためZOOMを併用して行い,接続が途切れる不具合はありましたが全体を通して大きな不具合はなく,無事前期のゼミが終了しました。

後期ではゼミ論文の執筆を頑張ります。(井上)

第9回 職務行為基準説

今回の報告では,「職務行為基準説」をテーマに,「奈良民商事件」についての報告が行われました。今回の事例は,税務署長の所得税更正処分についての取消訴訟において,所得金額の過大認定が違法と認められた場合,その更正処分が国家賠償法1条1項に定める違法にあたるかどうかが問題となりました。

議論では,どうして課税処分が裁判行為や立法行為と同様に特殊な国家作用といえるのかといった質問が挙がりました。大脇先生からは,公務員の行為を違法と判断する基準がないため,職務行為基準説によって違法性に「過失」を含めて判断していると説明していただきました。

次回で前期のゼミは最後となります。少し早いですが後期に執筆するゼミ論文のことも少しずつ考えていこうと思います。(井上)

第8回 要綱行政と公権力の行使

今回の報告では,「要綱行政と公権力の行使」をテーマに,「武蔵野市宅地開発負担金事件」についての報告が行われました。今回の事例は,開発指導要綱に基づく金銭負担を要求した市の行為が,実質的に寄付を強制しており行政指導の限度を超え,違法な公権力の行使にあたるというものでした。議論では,本件指導要綱が水道法上違法であるにもかかわらず,なぜ被告は水道法違反ではなく国家賠償法違反を主張したかという質問などが挙がりました。

大脇先生からは,被告が,不服に感じた行政指導を拒絶せず一応承諾した理由として,行政訴訟の問題点を挙げ,国家賠償法に基づき損害賠償請求を行う方が現実的であるということを説明していただきました。

今回は私が報告を担当しましたが,ゼミでの議論を通じてさらに理解が深まったと思います。前期のゼミも残すところ後2回となりましたが,気を引き締めて頑張っていきます。(井上)

第7回 現在の法律関係に関する訴えの意味

今回の報告では,「『現在の法律関係に関する訴え』の意味」をテーマに,「もんじゅ事件」についての報告が行われました。今回の事例では,日本初の高速増殖炉「もんじゅ」につき周辺住民らが民事差止訴訟を提起している場合に,「もんじゅ」設置許可処分について無効確認訴訟で争うことが認められるかということが問題になりました。

大脇先生からは,最高裁が行訴法36条をどう解釈したのかについての解説だけでなく,民訴法における確認の利益についても簡単に説明していただきました。

もんじゅ事件には原告適格をはじめ複数の重要な争点がありますが,今回はテーマの無効確認訴訟に絞り学説や判例をまとめたレベルの高い報告だったと思います。次回以降の報告にも期待です。(井上)

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