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paco Home>授業関連>演習科目一覧(九州大学)>frontier>2021年6月

第10回 要綱行政と公権力の行使

今回は「要綱行政と公権力の行使」をテーマに武蔵野市宅地開発負担金事件が取り上げられました。報告では,宅地開発指導要綱の詳細な内容や行政指導の任意性などについて報告がなされました。ゼミ生の間ではスプロール現象や行政指導の任意性・違法性について議論がなされました。また大脇先生からは,この事件当時の背景や指導要綱の事前協議の規定について解説をしていただきました。

今回私は報告班の1人として報告を担当しましたが,この事件は内容や論点が複雑で難解に感じられました。ただ報告準備やゼミでの議論を通じてかなり理解が深まったと感じています。次回の報告も楽しみです。(中村)

第9回 義務付け訴訟

今回は,「義務付け訴訟」をテーマに保育園入園承諾義務付け事件が取り上げられました。報告では,義務付け訴訟についての詳しい内容や本件の制度的背景などについて報告がなされました。ゼミ生の間では訴訟の併合提起などについて議論がなされました。また,大脇先生からは下級審判例であるものの本判決の持つ意義は大きいこと,そして行政側の思惑について解説していただきました。

前期も残すところあと3回となりました。ゼミへの参加を通じて,取り上げられる判決だけではなく行政法全体の理解が深まっているように感じています。引き続き頑張っていきたいと思います。(中村)

第8回 「現在の法律関係に関する訴え」の意味

本日は,非常に有名な「もんじゅ事件判決」について,多岐にわたる論点の中でも特に,「現在の法律関係に関する訴え」の意味についての報告がなされました。

民事訴訟法との関係や争点訴訟についてなど,非常に抽象的で難解な論点が多くありましたが,報告班は学説の議論の経過や裁判所の姿勢などを適切にまとめてくれました。

大脇先生からは,確認訴訟と民事訴訟法との関係や,それを乗り越えようと模索してきた裁判所や学説のこれまでの流れなどの解説をいただきました。

個人的には今年度扱った判例の中でも1・2を争う難しさであったと思いますが,報告や議論を通じてゼミ生全員がレベルアップをしていることも感じました。次回以降の報告も楽しみです。(中山)

第7回 処分基準と訴えの利益

今回は,「処分基準と訴えの利益」をテーマに営業停止処分事件が取り上げられました。

報告では,訴えの利益の検討や処分基準の拘束性などについて報告がなされました。過去の判例理論にまで踏み込んだレベルの高い報告だったと思います。ゼミ生の間では,処分基準を公表することの意義などについて議論がなされ,大脇先生からは処分基準の地位についての解説をしていただきました。


オンライン授業が多い中,ゼミは対面で学べる貴重な時間なので,一回一回のゼミを有意義なものにしていきたいです。(中村)

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