paco Home>授業関連>演習科目一覧(九州大学)>frontier>2024年11月
第17回 ゼミ論文構想報告
今回は,ゼミ論文報告の2巡目として,「国又は公共団体の機関相互間における係争処理のあり方」「自衛隊基地と行政訴訟」というテーマで報告が行われました。今回の報告では,泉佐野ふるさと納税事件や厚木基地訴訟など,テーマに深く関連する判例を中心に議論しました。
大脇先生からは,主に行政法上の論点を踏まえた判例の扱い方について教えていただきました。その中で,論文の方向性がより明確になったと思います。また,行政法上の論点と社会問題は関わり合っていることをより強く感じ,行政法がより面白く感じられるようになりました。(古瀬)
2024.11.25 | Comments(0) | Trackback(0)
第16回 ゼミ論文構想報告
今回は,ゼミ論文報告の2巡目として「一時保護と行政法」「マイナンバー制度と個人情報保護法制」というテーマで報告が行われました。二巡目ということで,論文の全体像がより鮮明になってきたと思います。
議論の中では,執筆者がどのような考えを持っているのか,論文をどのような方向に進めるつもりか,といった質問がありました。また,大脇先生にご指摘をいただき,論文の山場をどこに持ってくるかについて,行政法上の論点をふまえて考えることができました。
今回は私が報告の番でしたが,自分がどう考えるのか,という点を無視して文献を読み進めていたことに気が付きました。これからは,文献を批判的に眺める視点を持って論文執筆を進めていきます。(古瀬)
2024.11.18 | Comments(0) | Trackback(0)
第15回 ゼミ論文構想報告
今回からゼミ論文の進捗報告が2周目に入りました。今回は, 「これからの行政訴訟を考える―処分性概念拡大の理解と実質的当事者訴訟の活用―」「公務員の飲酒運転と退職金不支給処分の裁量」というテーマで報告が行われました。
両報告とも,1週目の報告と比較して質・量ともにかなりレベルアップしたものとなっていいました。前者については,処分性拡大の傾向がみられる判例が多数とり上げられ,その分析と学説をもとに当事者訴訟と抗告訴訟の関係性について検討がなされていました。後者については,最新の判例について十分な評釈などがない状況下でありながら,最高裁の判断枠組みやその問題点などについて整然とまとめられていました。2周目でありながら,全体的な流れがかなり見えてきた今回の報告は,私自身にとって刺激となる部分が多かったため,引き続きゼミ論文の執筆に注力していこうと思います。(大久保)
2024.11.11 | Comments(0) | Trackback(0)
第14回 ゼミ論文構想報告
今回は,ゼミ論文報告の一回目として「国又は公共団体の機関相互間における係争処理のあり方」「自衛隊基地・在日米軍基地と行政訴訟」というテーマで報告が行われました。
前者については,国地方係争処理委員会の存在意義や泉佐野市ふるさと納税事件判決の重要性について理解しました。また,後者については,自衛隊関連訴訟における「騒音」に着目し,大阪空港事件における「将来の損害賠償」を踏まえて今後の論文の展開について考えました。今回の2つの報告は問題関心が分かりやすく,行政法的な論点も明確でした。論文を書き進める上で,各テーマの中で論点となりうるポイントを明確にすることが重要であると感じたので,この点を踏まえて自分の論文を振り返ってみようと思います。(古瀬)
2024.11.06 | Comments(0) | Trackback(0)