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第9回 年金の信頼性

ゼミ報告も今回で半分を過ぎました。今回は年金不信や年金制度のわかりにくさの問題について勉強しました。後ろに行くほどテーマに類似性が高いので,同じような話が何度も出てくることになると思います。ある程度年金に関する知識がついて,年金のあり方についていろいろな立場から討論することができるようになるとよいですね。(原田大樹)

《粟井報告》
『年金制度の分かりやすさ』
〈もくじ〉
1、年金制度の法定
2、年金制度の複雑化
3、考察
〈議論〉
『年金を分かりやすくすることも大事だが、一人一人が年金に興味を持ち、自ら分かろうとすることも大切だと感じた』というのが粟井君の主張だった。しかし「国民が自ら分かろうとすることも大切だけれども、制度的な改善は望めないのか」という指摘があり、やはり一元化ではないかと報告者は答えていた。また、侵害留保理論への質問もあった。難しい質問が多かった。
〈感想〉
粟井君は社会保険庁に自ら出向いて質問したそうだ。えらいと思った。先生もその点を褒めていらっしゃった。しかし、今回の粟井君の場合が例外的で、ほとんどの場合行政の対応はあまり親切でないといわれているらしい。なぜ親切でないのか疑問に思った。行政の方は仕事の合間に窓口で市民の質問に答えているのだろうか?だとしたら、対応がおろそかになるのもしかたないとは思うけれど、窓口業務が仕事として割り当てられているのなら、不親切な対応は問題だと思う。国民の払ったお金で行政は仕事を行っているのだから、興味を持って質問に来た人にくらいは親切な対応をして欲しいものだ。最近では上から指導がいっているという話も聞くので、改善の余地は大いに見込めると思う。
ゼミも後半に入り、資料を探してもなかなか答えが載っていない質問も増えてきたように思う。もっと頭を使って考えなければなぁ。。。(野村真弓)

(報告)
 田邉さんの報告は「年金不信について」であった。内容としては、
1.年金不信の高まり
2.社会的背景と年金制度
3.年金運用について
4.おわりに
であった。現在の年金制度には積立方式と賦課方式があること、また年金運用のことなど、ゼミの中で今まで取り上げられなかったような論点が出された。各メディアでも目にしたグリーンピア問題・住宅融資業務問題・議員の年金未納問題など年金制度に対しての不信に関する事実関係がより明確になったように思われた。

(感想)
 ニュースでも耳にしたことがあった内容であったので、非常に興味深くゼミを受講していました。この報告の中では、理解するのが難しい部分もあって、頭を良く使った気がします。普段は錆びついていることが多いもの・・・。ついこの間国民年金の申請をしてきたけれど、昔なら何も知らず義務やしなあと思って支払うつもりだったのが、幸か不幸かいろいろ勉強してしまったせいで、僕自身が年金不信に陥っているようにも思えます。ちゃんともらえるんでしょうか・・・。(佐々木一成)

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