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第5回 年金の被保険者資格

初回のゼミ報告は,国民年金の被保険者資格に関するものでした。国籍条項と学生無年金国家賠償訴訟を通して,年金を受領するための基礎資格と,立法の不作為の問題を勉強しました(原田大樹)。

(中村報告)
年金保険の被保険者資格と外国人
〈もくじ〉
1、在日外国人の無年金状態
2、無年金状態の背景
3、在日外国人障害者無年金訴訟
4、無年金在日外国人への行政の対応
5、これから行政がとるべき対応
〈議論〉
未予習のため議論は無かった。質問として、納付期間の短縮とカラ期間などの説明があった。今回の報告では「国民」の概念がポイントとなり問題が発生しているそうだ。また、現在の国民年金法では日本に住所がある人なら誰でも年金を受け取る権利が発生する、ということだった。
〈感想〉
部分部分難しいところもあったけど、話の流れなども洗練されていて、全体的に分かりやすい報告でとっても良かった。正直感心したし、感動した。先生も「主張が明確でとっても良い」とほめていらっしゃった。一方で、自分がこんな風に報告できるのかと、かなりプレッシャーを感じてしまった…。がんばろうと思った。(野村真弓)

(平井報告)
平井さんの報告は、「学生無年金訴訟について」であった。内容としては、1.学生無年金障害者とは 2.国民年金制度の歴史 3.訴訟 4.判決を受けて の4
点である。今回の報告の中での訴訟、障害基礎年金不支給決定取消等請求事件(東京地裁2004年3月24日判時1852号3頁)は、憲法14条違反、立法の不作為などを認めた、大変稀な判例であり、この判例を学べたことは貴重な経験となった。年金を受領するための資格(受領できるかどうか、いくら受領できるかと裁定には二段階ある)、立法の不作為の2点が主に学んだことである。また、平井さんの報告は正確で非常に優れたものだった。
[感想]
個人的な感想としては、原田ゼミの最初の報告でここまで完成度の高い報告を提供されたら、後に控えている(僕自身もだが)一人一人にかかるプレッシャーは大きいよなあと感じた。正直、かる~い失敗とかをしてくれていたら、「よし、俺もやってやるか!」的なノリにもなったかもしれない。(中村さん、平井さん、ごめんなさい。)それくらい、素晴らしいものでした。今回の報告を機に、僕ももう少し大学生らしく(?)勉学に勤しまなければと思った次第であります。(佐々木一成)

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