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第2回 専門技術的裁量
今年度から広報委員を務めます,3年生の大久保です。よろしくお願いします。
今回の報告は,「専門技術的裁量」をテーマに,「伊方原発訴訟」が取り上げられました。
報告では,本判決において,裁量が認められる根拠や司法審査の密度及び手法が分析されたのち,福島第一原発事故を受けて改正された新規制法下でも本判決の枠組みを採用できるかについて報告者の私見が述べられました。
大脇先生からは,司法審査には「手法(判断代置審査,判断過程審査,社会観念審査)」と「密度」の2つの軸があり,一見手法が変わっているようでも,実は密度が変わっているだけの事例があることを説明していただきました。
今回の報告は,規制法が変わる前後に応じて参考文献も使い分けており,細かいところまで意識できている良い報告だったと思います。次回以降の報告にも期待しています。(大久保)
2024.05.08 | Comments(0) | Trackback(0)
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