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第22回 論文経過報告③
今回は,環境対策とその有効性,保健所と動物保護についての経過報告が行われました。
環境対策とその有効性に関しては,リユースやリサイクルを中心に取り組み,特にペットボトルのリサイクルシステムを安定させるためには,国内でのペットボトルの再商品化が必要であり,ペットボトルの海外流出を防ぐために分別回収の費用を事業者が負担すべきであるとのことでした。これに対し,費用を負担してでも再商品化しようとする事業者は果たして存在するのか,まずは自治体でリサイクルしやすいような分別を行うべきではないかとの意見がありました。また,いきなり地球環境という大きな話題から入るのではなく,身近な問題から入るべきだという指摘がありました。
保健所と動物保護に関しては,行政と民間が協力して動物保護の普及・啓発を行うことで,動物の安易な飼育と,その放棄を抑制し,またマイクロチップを使用することで飼主の占有者責任を明らかにすべきとのことでした。これに対し,マイクロチップを野良猫に埋め込むことは難しく,殺処分数はあまり減らないのではないかとの指摘がありました。また動物愛護管理法が改正され,動物取扱業に対する規制として,届出制から登録制に変更されたとのことでしたが,動物愛護管理行政の適正化のためには許可制の導入を検討すべきではないのかとの意見がありました。
今回で3年生の2巡目の報告が終わり,次回からは4年生の報告が始まります。3年生に負けないよう,しっかりと準備を整えて報告に臨みましょう。また,3年生は,補充報告に向けて気を抜かずに頑張ってください。(UR!)
2008.12.09 | Comments(0) | Trackback(0)
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