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第4回 処分性

今回の報告では,「処分性」をテーマに,「病院開設中止勧告事件」についての報告が行われました。今回の事例では,「勧告」が,直接国民の権利義務を形成しまたはその範囲を確定することが法律上認められている行為である「処分」にあたるかどうかが問題になりました。議論では,今回の勧告に対して,事件後に施行された行手法36条2項に基づいて中止を求めることができるかといった質問が上がりました。

大脇先生からは,今回の事例では,処分性を肯定したことに伴い違法性の承継等の問題が発生していることを説明していただきました。また,今回の事例の背景として,病院の開設が限定されている現状に疑問を抱いた徳洲会の徳田虎雄氏が,わざと国の方針に逆らうことで発生した事件であるということを補足していただきました。

今回の報告は,重要な論点を丁寧に説明している良い報告だったともいます。次回以降の報告にも期待したいです。(井上)

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