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第4回 社会保障法入門①

今回は,笠木先生による社会保障法に関する説明がありました。

まず,社会保障法全体の概要と社会保険についての説明があり,それから,前期前半の報告に向けて,医療保険・年金制度・社会保険庁等管理運営主体・保育サービスのそれぞれについて説明がありました。

今日は,アドバイザーである市原先輩も参加され,先生方3人の社会保障法,行政法の立場から議論が交わされるなど,刺激的なゼミとなりました。そのためか,本ゼミ初の「3時間越え」となり,さすがにところどころで「生きる屍」の姿が確認されました。本当に,お疲れ様でした。

来週から,ついに本格的なゼミ報告が始まります。
経験者として,各グループ,できる限り早めに報告準備に取り組むことをお勧めします!今回,原田先生から追加課題が出されたグループは,特に念入りに下調べが必要となるので,ご注意ください。(UR!)

第3回 行政法総論の復習②

今日は先週に引き続き,行政法総論の復習として「行政裁量」「行政の代執行」について3名が発表を行いました。

特に,「行政裁量」の「裁量統制の手法」について,裁量濫用型審査・実体的判断過程統制の2つの関連と差異についての議論を行いました。裁量濫用型審査は実体的判断過程統制の特殊形態であるという山本隆司先生説と発表者の解釈をもとに関連付けていき,審査密度の差によって分類できるとしました。

今回の発表では細かな概念を見ていきましたが,具体例を挙げて説明し,自分の疑問点を中心に議論を進めていくということが課題となりました。
(三戸)

第2回 行政法総論の復習①

今日は,3年生の初報告が行われ,行政法総論の復習として,「条例制定権の限界」「行政調査と犯則調査」について,3名が報告しました。

「条例制定権の限界」については,かつての支配的学説であった法律先占論と現在の判例の解釈は,どこが変わったのかについて議論が集中しました。
そして「行政調査と犯則調査」については,守秘義務優先説と告発義務優先説はどちらが優先するのか,そしてその関係をどう捉えるかについて,実務における取り組みや憲法の条文などから,考察しました。

今回は3年生にとっては本格的な,そして4年生にとっては久々のゼミ活動だったためか,多少の緊張が見られ,学生の発言よりも先生方の発言が活発だったように感じました。
次回もまた3年生の報告がありますが,3年生は今回先生方からご指摘があったように,なぜ自分がそれに関心を持ち,そして調べていった結果,どのような疑問を持ったのか,元気よく,熱く報告できるように準備をしてください。そして,4年生はできる限り,先生に頼らず,自分の言葉で3年生に説明ができるように心がけましょう。(UR!)

第1回 ガイダンス

新年度のゼミが始まりました。初回の今回は,顔合わせ,ゼミ役員決め,報告テーマ紹介・報告グループの決定,資料の探し方の簡単な紹介と,宮崎君・曽我さんによる模擬報告が行われました。
メンバーのほとんどは前回の顔合わせに来ていて,プラス数名と村上先生がいらっしゃいました。
来週からは,いよいよ3年生の初報告が始まります。あまり気負いせずに,がんばって準備に取り組んでください。

第26回 ゼミ論文報告会

新年最初のゼミ活動記録執筆にして,本年度最後のゼミ活動です。

新年そうそうインフルエンザになり,ゼミ論提出が迫っているにも関わらずパソコンが壊れるなど,今年は厄年なんじゃ...と本気で思いましたが,何とか論文も完成して一安心しながら今日の日を迎えました。

例年とおり,ゼミ最終回は,ゼミ論提出+その報告会です。今回は,オープンゼミ期間とも重なり,たくさんの二年生,三年生そして,さりげなくM先生も見学に来てくださいました。

報告会では,論文報告に対する指摘,1年間のゼミ感想を述べるなどして終了し,またまたお決まりのゼミ論打ち上げへと場所を変えることとなりました。

今日で最後のゼミでしたが,短かったような長かったような・・・去年と同様にほんとに中味の濃いゼミでした。大橋ゼミ,原田ゼミと在籍し,大学時代の後半はゼミの思い出が非常に強いです。
三年生も四年生も積極的に発言し,本当に毎回白熱した議論があり,今日はどんな議論になるのか,とゼミに行くのが毎回楽しみでした。
元気な三年生,しっかり者の四年生に囲まれて非常に有意義な一年間を過ごすことができました。
原田先生,ゼミ生のみんな一年間お世話になりました!! (ぱにっく)

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第25回 論文構想報告(12)

今年最初のゼミはオープンゼミの初回でもありましたが,論文構想報告の最終回でもありました。今日は,来年度ゼミを共催することになる笠木先生(社会保障法)がゲストに来てくださいました。

「赤ちゃんポスト」の報告では,前回の課題となっていた条約の国内法上の効力や保護責任者遺棄罪,相談機関についての記述が追加されました。議論の中では,相談機関についての具体的な方策を明らかにすること,報告者自身の赤ちゃんポストに対する評価が十分に示されていないこと,赤ちゃんポストの他国との比較の際には人工中絶の問題を無視できないこと,などが指摘されました。

「限界にある医療」の報告では,医療の置かれている危機的状況を踏まえ,医療費を拡大することが方策として提示されました。これに対しては,他の方法による対応は考えられないのか,医療費を拡大するとしてどのような負担構造を予定するのか,医療費を拡大することが望ましいとしてどのような医療費決定のしくみが必要か,といった質問・意見が出されました。

第24回 論文構想報告(11)

今日は,今年度最後のゼミでした。

先週は忘年会もあり(とても美味しいお店だったらしいです),私事で参加できなかった私は罪滅ぼしも兼ね,旅行のお土産を配っていました。
そして,今日もUR!さんはお菓子をくれました。
彼女は毎回お菓子をくれます。ありがとう。
というか,今年のゼミは毎週何かしら誰かが配っています。
ある意味恐ろしいゼミです。

前置きが非常に長かったですが,今日の報告は食の安全,と食品の安全保障でした。

今日の報告でも,「はじめに」について指摘がありました。論文の評価は,「はじめに」,「おわりに」「目次(構成)」「参考,引用文献」で決まるそうです。なかでも,「はじめに」では,問題提起を行い,その論文を選んだ重要性を説き,読者を惹きつけるものを書く必要があります。充実した論文を書くためには,問題意識を明確にする必要があります。報告者に共通して必要なことは,この問題意識の明確化にあるようです。

本年度のゼミ論は,大橋ゼミ史上で最も早い締め切りだそうです。
ゼミ生のみなさん!!提出日まで約半月です!!
ラストスパートで頑張りましょう!!!(ぱにっく)

第23回 論文構想報告(10)

今日のテーマは「PFI刑務所と過剰収容対策」と「中心市街地活性化」でした。

PFI刑務所についての報告では,論文の2/3でPFI刑務所について説明を加えているのに,結論の方向として刑事政策の議論だけになってしまうことがよいのかどうかについて,多く意見が出されました。権力的な作用を公務員以外に任せてよいかという議論を調べてみると,論文の方向性を修正できるかもしれません。

中心市街地活性化の報告では,報告者が実際にヒヤリング・現地調査をしてきた鹿児島市についてさまざまな意見が出されました。具体例が盛り込まれることによって,論文全体の構成や論文の主張がより明確になってきたように感じました。

終了後,ゼミコンパ(忘年会)が開催されました。

第22回 論文構想報告(9)

今日は,ホームレス問題と延命治療についてでした。
今回は,ゼミの開始時間が遅くまた議論が盛り上がったこともあり,今までの中で一番長丁場のゼミだったのではないでしょうか。

ホームレス問題では,ホームレスをなぜ行政が助ける必要があるのか?ホームレスは何が問題なのかという問題意識を明示する必要性と,問題解決方法をどのようなアプローチで攻めるのか考える必要があるようでした。一方,延命治療は,人それぞれの価値観が絡む問題でもあり,報告者自身もどのような方向性で論文を書くのか悩んでいるようでした。

論文の方向性,引用文献のよしあしを見分けるなどさまざまな指摘があり,MLでコメントが流れるなど場外乱闘が起こった回でした~。 (ぱにっく)

第21回 論文構想報告(8)

今日の報告は「欠陥住宅」と「国立大学法人評価制度」でした。

「欠陥住宅」の報告では,前回の指摘を受けて行政法的な仕組みの記述が追加されていました。ただ,姉歯事件を受けての法改正で欠陥住宅がなくなるかについての議論が不足していたので,その部分を論文提出までに補充する必要がありそうです。

「国立大学法人評価制度」の報告では,なぜ法人評価に注目するのかという問題に質問が多く寄せられました。認証評価との違いや,法人評価の問題点について見通しのよい論文構成をすることが今後の課題となります。

第20回 論文構想報告(7)

今日の報告は,インターネットを通じる配信における著作権問題と,本の再販制度についてでした。

先週で,一回目の報告が全員終わり,今週から二回目の報告に入りました。一回目の報告では問題意識を明確にさせ,二回目は,構成,章立てに注意することが目的なため,質問も構成に集中しました。

最後の先生のコメントでは,論文の一般的な構成,はじめにとおわりに何を書くべきか,について教えてくださいました。はじめにでは,①論文になぜそのテーマを選んだのか,②どういった方法で説明するのか③論文構成の説明の三点を書くこと,,終わりにでは,①問題に対する自分なりの答え,②論文で未解決の問題点の指摘を書くことことが望ましいとのことでした。注意点としては,終わりにの①は,既に述べていたことをまとめるものであり,終わりにで初めて自分の意見を述べるのではない,ということでした。

自分の論文を思い出すと上記を満たしていませんでした…。なので,発表までに書き直したいと思います。(ぱにっく)

第19回 論文構想報告(6)

今日のテーマは「延命治療」と「ホームレス問題」でした。

「延命治療」の報告では,尊厳死や終末期医療の現状や法的問題点についてが中心となりました。報告者の立場ははっきりしていましたが,反対する立場の意見を理解した上で内在的に批判する視点にやや欠けたところがありました。

「ホームレス問題」の報告では,自立支援特別措置法の内容が扱われました。依拠する論文の質を評価した上で脚注に引用するという作業が今後必要となりそうです。

今日で1巡目の報告が終了しました。九大祭をはさんだ2巡目では,もくじを掲載してもらうことで論文全体の論理構成をゼミ生全員で議論することにしました。

第18回 論文構想報告(5)

今日の報告は,国立大学法人の評価制度と欠陥住宅についてでした。

テーマが欠陥住宅と聞いていたので,行政法を前面に押し出した論文を予想していましたが,欠陥住宅を購入した場合,訴訟でどのように消費者を救済するのか,という民法・民訴メインの論文でした。瑕疵担保や,請負など民法の用語が多くあり,私は瑕疵担保の内容を必死に思いだしていました。一方,国立大学法人評価制度は,評価制度の複雑さを問題点のひとつとして指摘されていましたが,それがよくわかる論文でした。ただ,評価の複雑さを評価制度を詳細な説明で示すのかどうか,考える必要があるように思いました。

今日の先生のアドバイスとして,問題の根源,起源を考えようというのがありました。(今回では,大学法人評価は,その起源であるアメリカで何故始まったのか??ということ) このような指摘は,今回が初めてではなく,何度もされてきました。しかし,いざ論文を書くとなると,しばしば触れるのを忘れてしまいがちなポイントです。新しい制度を作るための議論において,根本的な問題の議論が不足しているという指摘をしばしば目にするので,学生に限った話ではないのかもしれません。今日のように,何回も指摘を受けているのに,自分の論文に反映できていないことが私には多々あります。後期も折り返し地点に近づいていますが,少しでもレベルアップをしたいものです。

最後に,今日の報告では,一週目の報告が来週で終わることもあり,先生から二週目の報告に向けて論文執筆のアドバイスをくださいました。論文構成は三章~四章(多くても五章)でまとめ,構成の基本である問題提示をし,その後解決策を示すようにすることです。私は,この構成を考えるのが非常に苦手なのですが,今日の指摘を聞き,自分の論文の章構成が明らかにおかしいことを認識しました。一度書いてしまうと,削除や章構成の変更をためらってしまいますが,冷静に自分の論文を見つめ修正していきたいと思いました。(ぱにっく)

第17回 論文構想報告(4)

今日の発表は,「新古書店と再販制度」と,「現代的著権問題についの一考察」でした。
テーマを聞いただけでも難しそうな印象を受けますが(特に後者),実際難しかったです。
著作権問題では,オープンソース等のカタカナがゼミ室を飛び交い,日本語での会話とは思えませんでした。(笑)

著作権の論文では,論文の内容というよりも語句の意味に,書店の論文では,再販制度についてそれぞれ質問が集中しました。
曽我さんに対しては,藤田さんから構成に関する鋭い指摘があり,構成の難しさを改めて感じました。

今日の先生の指摘は,主に三点ありました。
テーマを絞る,構成を考える,根源的なもの(今回は,著作権)を調べるということでした。(ぱにっく)

第16回 論文構想報告(3)

今日の報告は,PFI手法による刑務所運営の問題と,中心市街地活性化の問題でした。

PFI刑務所の報告では,PFIと他の外部委託方式との違い,PFI刑務所の一般刑務所との違いに質問が多く出ました。報告者はPFI刑務所にはあまり賛成でないようですが,賛成できない論拠がそれまでの報告で十分に示されていないことが指摘されました。

中心市街地活性化の報告では,なぜ中心市街地を活性化しなければならないのかという問題に議論が集中し,報告者もこの点についてはなお検討中のようでした。

第15回 論文構想報告(2)

今日は,地域医療と食の安全についてのゼミ論報告で3年生,4年生が報告しました。

4年の藤田さんは,地域医療についての報告だったのですが,昨年に引き続き非常に理解しやすく,おもしろいテーマでした。
昨年のゼミ論報告を聞いていたときも感じたことなんですが,藤田さんの論文は構成がうまく,だからこそ理解しやすい報告なのだと思います。必要な情報が適切に盛り込まれている発表だなと私は感じました。
以前原田先生が,「論文の出来は構成で決まり,構成が決まりさえすればあとは書くだけ」いうことを思い出しました。
ゼミ報告やゼミ論文は,調べたことを報告するだけ,ということになりがちです。
報告に自分なりの視点を加えたり,聞き手に自分のテーマに興味抱かせるような報告をすることは難しく感じてしまいです。

来週は私の報告なので,調べ学習に陥らない,みんなが興味関心を抱いてもらえる発表がどうやったらできるのでしょうか。今日の報告を聞きながら考え込んでしまいました。(ぱにっく)

第14回 論文構想報告(1)

今回からゼミ論文の構想報告になります。今回は,赤ちゃんポストと食の安全がテーマのゼミの報告で,4年生が報告しました。

1回目ということで報告の準備の時間が短い中,よく調べられてたと思います。赤ちゃんポストの報告では,赤ちゃんの出産における法手続など触れたことのない内容に興味惹かれました。食の安全は私の報告と類似している内容だったので,私にとっても非常に有益でしたし,章立ての斬新さは光るものがありました(笑)

知っていそうで知らないことは,たくさんあるのだなと痛感しました。次回は私も報告なので,頑張りたいとおもいます。(ファービー)

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