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第21回 DV防止法・児童虐待防止法/受刑者の処遇
DV防止法に関して,弱者の中でも特に女性を保護する法律という観点から報告がありました。被害者や暴力の定義がまだ不十分なことから,この法律によってDVを防止できるかというと必ずしもそうではないようです。先生方からは実態調査や法律学的データが足りないというご指摘があったものの,合格点のついたレジュメは初めてでした。
受刑者の処遇については,受刑者の生活維持のために税金を投入するという仕組みに対する問題意識から報告がなされ,刑務作業への賃金制の導入や民間委託などの具体案が出されました。ただし,刑務所の生活がそれほど良いものなのか,国民の意識がどうなっているのか,また民間委託の危険性など,現状で一体何が問題となっているかを主張する根拠が不足しているということでした。
2005.12.05 | Comments(0) | Trackback(0)
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