frontier

paco Home>授業関連>演習科目一覧(九州大学)>frontier>第10回 公法上の当事者訴訟

第10回 公法上の当事者訴訟

今回は,行政上の当事者訴訟を議論のテーマに据え,在外国民選挙権訴訟(最大判平成17年9月14日)を扱い,議論を行いました。最近は在日外国人参政権が取り沙汰されていますが,今回はその逆バージョンと言えるかもしれません。
本件では,原告が4つの請求を行い,そのうち①自らに選挙権があることの確認と,②損害賠償についてのふたつが,本案審議され,請求が認容されています。今回のゼミでは,①については,今後その射程が及ぶ範囲,②の判示については,先例と考えられる最判昭和60年11月21日との関係性が中心となりました。
憲法の授業で,違憲判決の多くは選挙権に関するものと南野先生に教わった記憶がありますが,本件もその例にもれず,選挙権に関して違憲判断がなされています。それだけ,選挙権というものは重要であるということの裏返しだと考えます。今回はそれらのことに関する考えも深まった有意義な議論ができたと思います。参議院選挙を目前に控えて,非常にホットな話題でした。報告者の方はお疲れ様でした(安井)。

name :
URL :
Comment :

トラックバック -

研究関連

授業関連

HDG

Links

Weblog

follow us in feedly follow us in feedly

Archives

Category

Blog Post

Comments

Trackbacks