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第10回 社会福祉サービス契約

今回は,Aグループによる社会福祉サービス契約に関する報告が行われました。

まず,従来の措置委託制度の仕組みと問題点を指摘した後,現行の契約方式,中でも,障害者福祉と高齢者福祉について説明がありました。そして,契約方式の下での利用者の権利拡充のために,事業者の情報公開の必要性とモデル契約の利用などが指摘されました。

待機者が存在する現時点において,市場メカニズムを導入すると,逆選択の恐れがあるのではないか,福祉サービス契約には締結義務が定められているのか,ということについて議論が集中しました。
条文上,契約強制は出来ないと解釈すると,行政監督が適切に行われることに期待しなければならないが,その監督がうまくいかない場合はどうするのか,と次々と疑問が湧き出る,良い論点でした。

先生方からは,もう少し詳しく障害者自立支援法と介護保険の仕組みの違いについて説明する必要があること,また社会福祉サービス契約全般に統一的な規制について具体的に示すようにとのご指摘がありました。

第2回目の報告が始まりましたが,その初回に報告者3名のうち,2名が体調不良という非常事態が発生しました。睡眠時間を削り,(ある意味)朝型の生活を送るなど,報告準備にあたり,どうしても日常生活を犠牲にしがちです。まだまだ報告は続きますが,皆さん,体調管理には気をつけましょう。(UR!)

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