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第7回 現在の法律関係に関する訴えの意味

今回の報告では,「『現在の法律関係に関する訴え』の意味」をテーマに,「もんじゅ事件」についての報告が行われました。今回の事例では,日本初の高速増殖炉「もんじゅ」につき周辺住民らが民事差止訴訟を提起している場合に,「もんじゅ」設置許可処分について無効確認訴訟で争うことが認められるかということが問題になりました。

大脇先生からは,最高裁が行訴法36条をどう解釈したのかについての解説だけでなく,民訴法における確認の利益についても簡単に説明していただきました。

もんじゅ事件には原告適格をはじめ複数の重要な争点がありますが,今回はテーマの無効確認訴訟に絞り学説や判例をまとめたレベルの高い報告だったと思います。次回以降の報告にも期待です。(井上)

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